2009/09/26

自民党と民主党

Image 1955年体制が続いていた。であるから、私が生まれてからずーっと自民党が第一党だったのだ。このことは日本の歴史の中ですごいことだ。もちろん、これだけ続いた理由と意義があった。
 しかし、そこに自民党の自覚なきおごりもあっただろう。日本社会に閉塞感を生んだ。国民の不満は高まった。それが選挙結果に現れた。
 民主党への期待は大きいが、だからと言って、全面的に安心しているわけではない。先行きの不透明さからくる不安も大きい。
 今回の総選挙の事務作業に娘も私も関わったせいもあり、選挙結果には関心が高い。
 鳩山由紀夫首相の外交デビューは、スタートの顔合わせや総論段階ということでは良かったと思う。しかし、問題はこれからの各論の課題解決である。

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2009/08/30

自治体と政策

7andy_31504204 放送大学の「自治体と政策」という講義を聴いてきた。
 本日は衆議院選挙、成熟社会の日本の国の形は、斯様に決まっていく。しかし、地方自治が良くならないと、生活・暮らしの向上の実感は湧かないだろう。
 地域では課題が噴出している。国よりも先行していることが多い。自治体の嗅覚の方が優れていて、対応法が的確なこともしばしばである。理論的に整理されていなくても、実践しなくてはならないからである。
 地方自治において、団体自治と住民自治はどちらも重要である。しかし、今後はますます住民と自治体との近接性を強く問われるだろう。

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2009/08/12

創価学会の研究

7andy_32146021 創価学会の歴史、現況、これからをできるだけ公平、客観的に記述しようとした本である。

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2009/07/13

まんがで読破 資本論・続資本論

7andy_32216426 マルクスの資本論そのものとはかなり異なるような気もするが、とにかく読んでいて面白い。
 お金だけを追求するのは嫌だなぁ、と素朴に思う。
 しかし、19世紀から20世紀にかけての資本主義・帝国主義時代と現代の日本はかなり違っているようにも思う。
 いずれにせよ、社会の大きな仕組みによって、人間が追いつめられていくというのは苦しく不幸なことだ。これに対置するのは、人間の「自由」ということだと思うが、この自由が危ういのだ。

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2009/05/08

日本の難点

7andy_32235635 宮台真司さんの「14歳からの社会学」の応用編みたいな本である。
 宮台さんが言いたい放題言っている面もある。
 それぞれのテーマを深めているわけではないので、何かしらの時に書かれていることを思い出して使えればいいというくらいの感じである。
 因みにテーマは、コミュニケーション・メディア、若者・教育、幸福、米国、日本である。
 私と体質が異なっている点も多い。全ての人がスゴイ奴にはなれないしね。

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2009/04/24

社会学入門

7andy_31697771 「人間と社会の未来」という副題が付いている見田宗介さんの岩波新書である。
 見田さんの本には毎回、目を開かせてもらっている。
 まずは、自分のテーマを追い続けること、たとえ知の分野の越境をしてでも、というのが社会学の魂だ、ということである。見田さんの場合の終生のテーマは「死とニヒリズム」と「愛とエゴイズム」だそうだ。
 次に、論理の骨格、骨太の論理を示すことである。一方で、きめ細やかな感性も持ち合わせたい。
 様々な論理の骨格を示してくれているので、参考になること大であるが、その中で一番私が印象に残ったのは次のことである。
 人類の産業革命(対自然関係)と情報革命(対人間関係)の歴史である。それぞれの革命を産業革命、情報革命の順番に記す。
 0次革命 道具化と言語 (これによって人間社会が誕生)
 1次革命 農耕化と文字 (これによって文明社会が誕生)
 2次革命 工業化とマス・メディア (これによって近代社会が誕生)
 3次革命 消費化と「情報化」 (これによって現代社会が誕生)
 4次革命はいかに?

 この他の考察としては、近代になって得たものと失ったものの見方が鋭い。時間というものが近代以降は「使われる」ものになってしまった。それ以前は時間は「生きられる」ものではなかったか。
 それから「被支配者の自立のために支配者がなしうることは、支配者自身が自立すること、被支配者への依存をやめること」である。

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2009/04/20

昭和の初期

41642b5d50fbd112 昭和の初期の時代、1920年代、30年代は世界は第一次世界大戦後の時代である。
 世界大戦を経て、実存的な問いも多かったろう。ハイデガーの「存在と時間」も誕生した。
 社会は不況に陥り、全体主義の中で、再び戦争への道を歩んでしまった。
 日本はサラリーマンが多数出現し、都市生活者の典型が生まれた。日本も大不況により、軍部が戦争へ向かわせていった。
 生きるか死ぬか、ピリピリした時代だった。どうしようもなく追いつめられていった時代だった。過酷なだけに現代では考えられないような人間の凄さを感じる。
 不況ということでは、現在と似ている面はあると思うが…。

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2009/01/29

日本という国

7andy_31691986 著者小熊英二氏の「単一民族神話の起源」や「民主と愛国」のような大部の本を本屋で見かける。その大冊にたじろぐし、読んだこともない。
 そのくせ、小熊氏の書くナショナリズムの話の根っこのところを簡便に知りたいとも思う。その点、中学生くらいを対象にしたこの本はいいのかもしれない。
 右か左か、といったことは現代では無意味な気もするが、小熊氏の論述はどちらかというと左っぽく感じる。しかし、やはり単純に位置づけられないのが小熊氏である。
 戦争に関することや戦後のアメリカ、アジアとの関係などに対する批判は同感するところが多い。

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2009/01/20

国家の罠

7andy_31951161 当事者が書く話なのだから、私も全てが正確だとは思わない。「外務省のラスプーチンと呼ばれた」著者の「佐藤優」氏も全てを神の目で書けないことは行間に滲ませている。しかし、とにかく圧倒的な迫力がある文章である。
 鈴木宗男氏との関係がマスコミでかなり取りざたされていたので、私は食わず嫌いで毛嫌いしていた。今まで読まないできたが、友人に強く薦められて今回初めて読んでみた。すごい人物である。歴史に残るといっていいかもしれない。
 佐藤優氏は私とは対極にいるような人物である。
 第一に、自らの仕事に大変な情熱とロマンを持っている。佐藤氏の場合、仕事とは日本とロシアとの国の関係に関することである。
 第二に、これもものすごい記憶力と情報収集・整理・構成力である。ロマンチストであるとともにリアリストであるところに驚く。
 第三に、人との信頼関係が強く熱い。それは仕事の上での外国人も含む関係でもそうだし、学生時代などの仕事以外での関係でもそうなのである。やはりこれらの支えてくれる関係がなければ、逆境の中でこのような本も生まれなかっただろう。
 以上のようなことから、怪物「佐藤優」氏は出現し、1個人が組織を超えて、世界と直に戦っているような感じである。
 そのほか、印象に残ったこととしては、まずは酒の話である。ロシア人の酒好き、佐藤氏の大酒豪ぶりには驚くが、ロシア人との関係を作るには必要かなと思わせる。獄中では飲めなかったわけだが、それでも平気だったということは不思議な気もするが、アルコール依存症ではなさそうである。
 その獄中生活中にはたくさんの本を読み、ノートを作ったりと相当勉強したというのも大したものである。それまでの人生の転機としたわけだが、その生活を楽しんだりもしている。
 西村検察官とのやり取り、取調べの場面は緊迫感が伝わってくる。自らのことも、相手の西村検察官のこともできるだけ客観的に描こうとしているだけに伝わってくるのである。感心した。
 とにかく裁判はまだ続いている。それから北方四島問題は棚上げ状態である。

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2008/12/05

14歳からの社会学

32159977 宮台真司の社会や世界の見方は個性的であり、際物っぽい面もあるけれど、納得する点も多い。
 「仕事」に対しては期待しすぎるな、と言う。むしろ、入れかえ不可能な人間関係を作ることの方を大事にしている。
 試行錯誤(自由)を他者が認めてくれて(承認)、失敗しても大丈夫の感じを持てる(尊厳)。この自由、承認、尊厳のサイクルの大切さを改めて感じた。相互承認ということである。

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2006/08/11

美しい国へ

31745087 安倍晋三氏の初の著作本ということである。
 自民党総裁選の大本命だから、日本の未来を見るためにこういう本が売れる。
 ムードに乗せられて、私も買ってしまった。

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2006/03/14

姜尚中の政治学入門

06-02-10_21-28 「姜尚中の政治学入門」(集英社新書)は著者の姜尚中が本のタイトルの冠になっているのがすごい。ネームバリューがあるということである。
 要点を要領よくまとめているのだが、教科書風でもない。それは現代の課題を7つのキーワード(アメリカ、暴力、主権、憲法、戦後民主主義、歴史認識、東北アジア)で読み解こうとしている著者の考えが色濃く出ているからである。
 特に最後のキーワード「東北アジア」には著者の問題意識が強く出ており、この問題に向かってこの本は書かれているとも言える。

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2006/02/13

冷戦の終結とバブルの崩壊

718972813 1990年代初頭には東西冷戦の終結(それは社会主義、マルクス主義の敗北である)とバブル経済の崩壊があった。
 あれから約15年、思想的には不毛な時代だったようである。マルクス主義の敗北はかなり前から予測されていたが、その後のポストモダン思想も中途半端なままである。
 とにかく日本社会では思想的な面はそれほどインパクトは強くなかった。日常において、真剣に受け止められていなかった。せいぜい政治的に社会党系の政党が衰退したということぐらいである。
 日本ではバブル崩壊という経済面の方が社会的な影響は大きかった。この15年間の不況感は日本人のメンタル面にも影を落とした。
 その中で、新自由主義といった思想的にはチャチなものがはびこった。規制緩和による新しい競争社会の実現である。勝ち組、負け組といった格差社会が生まれつつある。
 現在の日本経済は、総体的には景気の回復傾向が見られるが、個々人の経済生活は格差の拡大が進行している。
 まさに90年代初頭の世界的・歴史的な思想の転換からはあまり学ばず、内部の経済破綻の方に振り回されてきた日本というものが見えてくる。

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2005/12/26

嗤う日本の「ナショナリズム」

31497428 北田暁大の「嗤う日本の「ナショナリズム」」(NHKブックス)は刺激的である。
 私も現代の若者を見ていて、アイロニー(嗤い、皮肉)に満ち溢れているのに、一方で感動を求めているのが二律背反的(アンチノミー)で、不思議に思っていた。(2チャンネル「電車男」ブームにその典型が見られる。)そして、その傾向は若者だけでなく、今生きているこの私にも少なからずあることも感じていた。
 また、若者の中に「私」というものと「国家」というものが短絡的に結びつく、新たな、かぎカッコつきの「ナショナリズム」が生じていることも指摘している。
 このようなことが、なぜ生じているのか。これを1960年代から(連合赤軍事件などから)現代まで、年代をおって記述している。著者は、「反省」のひとつであるアイロニー的感性の構造転換が歴史的に起きてきたからと説明している。
 広告、マスメディアの専門家らしく、糸井重里、川崎徹、田中康夫、ナンシー関などが出てくる。私の生きてきた時代であり、鋭く切り込んだ説明は懐かしさだけでなく、知的に刺激される。
 ところで、戦後から最近までは日本社会は経済面からの説明が主流で、説得力もあった。戦争直後の経済から高度成長期、オイルショック後の安定成長期(低成長期)、バブル期、そしてバブル崩壊後、というような説明である。
 しかし、昭和から平成になって、バブル後(ポスト80年代とも言う)は経済的言説はあまり説得力や魅力を感じない。今は社会学、心理学的な捉え方が注目を集めていると言える。
 その中で北田暁大は気鋭の社会学者として、新しい切り口を提供してくれている。私としては世代的感覚の差を感じて、付いていけない面もあるが魅力も感じる。

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2005/08/04

近代国家を構想した思想家たち

31552794 「近代国家を構想した思想家たち」(鹿野政直著 岩波ジュニア新書)を買った。
 「秩序への違和感を源泉とするかぎり、誰もが、少なくとも可能性として思想家だ」「(近代では)軍隊という組織に貫徹する秩序意識が、どんなに日本社会を規定していたか、またいるかを認識させられることが多かった反面で、どんなに多様な思想が繰りひろげられたかを発見する」 これらの著者の言葉に共感する。
 内容は次の4つに分けて、25人の人物を描く。
1 近代への先駆者  吉田松陰、坂本竜馬等
2 「国民」の形成をめざして  福沢諭吉、中江兆民、吉野作造、美濃部達吉、市川房枝等
3 アジア・世界の中の日本  内村鑑三、岡倉天心、石橋湛山等
4 体制の変革を志す  幸徳秋水、大杉栄、山川菊栄等

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2005/05/04

憲法と歴史

28398036 昨日が憲法記念日であり、衆参両議院の憲法調査会の報告も出てきた。
 改憲ムードも生じてきているが、それはあくまでムード、気分のようなものである。
 自衛隊が歴然と存在する中で現状を否定するよりも現状を容認したい気分、現在の閉塞感を変えたい気分、改正の方が改革的で世直し的に見える気分、そして、過去は過去、過去を置いといて現在を大事にしたい気分、どれも気分が先行しているようである。
 このような中では、まずは憲法そのものをしっかりと読み直したい。もう一つは憲法の誕生からこれまでの歴史を世界の状況の中で、概略だけでも把握しておきたい。
 これが憲法の重みを感じる基本的な作業だと思う。

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2005/05/01

安全とスピード

20050425-00000588-reu-bus_all-thum-000-small JR福知山線脱線事故が起きた。
 ここには安全とスピード(過密ダイヤの中での定時運転)の問題がある。
 安全第一、スピードは第二、と誰もが言う。このような大事故が起きればなおさらである。目先のスピードよりも長い目で見れば安全の方がはるかに大きな利益であることも理屈ではわかっている。
 しかしながら、日々の利用の中でお客はスピードを求め、経営者はそれに答えようとする。「公共」交通機関でありながら、激しい競争の中で、相当の経営効率化が求められる。日々の業務の中では目先の効率性が最優先されてしまう。
 公共的なものという点では行政も同様に、現在効率化が強く求められている。行政の第一の意義である公正・公平とともに効率性が重要視されている。むしろ民間の方法を積極的に取り入れて能率的に業務をこなすことの方を優先させなくてはならない面も出てきている。
 これは従来の行政がお役所仕事と揶揄されたように、非効率の代名詞のようになっていたという背景がある。その反省から効率性が強調されたのである。
 現在は行政に民間のノウハウの導入ということで、効率性の方にかなり振り子が振れている状況である。しかし、公共性とは何かを問い、公共性の第一の意義をきちんと見据える必要がある。
 今回の大事故を契機に大きく振れていた振り子が少し戻るような気がする。
 

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2005/04/05

中学生のための社会科

05-04-05_20-00 「中学生のための社会科」(吉本隆明著 市井文学)を読んだ。
 「すべてわたし自身が考えて得たものばかりで、模倣は一つも含まれていないつもりだ。」というのはすごい。
 まずは詩についてである。ハイデガーも詩を愛した。
 次に「老い」についてである。「老齢化で一番辛いことは、身体の動きが鈍くなり、足腰が弱くて痛みが伴うといったことではない。自己の意力や意志、そう志向することと、それに従って実現しようとする行為や運動性との「背離」が著しく増大することだ」
 さらに、「国家や社会」についてである。「わたしが現在いえることは、個人の「自由な意志力」の集まりだけを「社会」の公共性というべきで、そのほかが「国家」とか「社会」とか「公共機関」と偽証することを許すべきでないということだけだ。」 この自由論は竹田青嗣に繋がっていく。

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2005/04/03

税金

05-04-03_09-50 税金は政府(国も地方も)が公共サービスを行うために必要だとされている。防衛、警察、道路、福祉、教育等の「公共財」の提供のために必要な財源ということである。
 では公共財の性質とは何か。それは受益者を区別・排除できない、受益者から直接に対価を得られない、ということである。警察などは典型例であり、国内の安全性の確保に対しては、自らお金を払わなくてもその利益は享受できる。だから、「ただ乗り」もできる。よって、税金という強制徴収の形を取らざるをえない。この論理は現在のところ強固であり、ただ乗りする人はいない、全ての人が自発的にお金を提供するなどとはとても言えない。税金の正当性は当面続くであろう。
 問題は公共財の中身である。受益者が特定されているもの、民間でできるものなどは税金で行う必要はない、という論理が出てくる。その受益者から対価を得ればいいという論理である。上の例で言えば、福祉、教育などがその議論の対象になりやすい。(実際、福祉、教育などは公共財ではない、税金の多くを投入すべきでないという論もある)
 この議論に関しては、税の機能としては公共財の提供ばかりでなく、「所得の再分配」(高所得者から低所得者へ)というものもあることを忘れてはならない。
 いずれにしろ、今後、国も地方も増税が予定されている中で、どのあたりに決着させるかは(具体的には税率をどの程度にするか)は国民の選択であり、政治の問題である。

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2004/11/30

デモクラシーの冒険

デモクラシーの冒険
 姜尚中 テッサ・モーリス・スズキ
 集英社新書 ¥720

紀伊国屋書店や芳林堂書店において、売り上げベスト10に入っていました。
イラク戦争以後の民主主義入門書と銘打ってありますが、骨のあるおもしろい対談になっています。
1100万人を超える反戦運動が、まったく無視されたわけですが、それは、なぜ!?という
民主主義に対する危機意識が強く感じられます。
ご存知、在日の姜さんと、オーストラリア在住で日本人の夫を持つテッサさんという2人の組み合わせから
日本を始めとした世界の民主主義が語られるのはユニークです。
内容は政治・社会の真面目なものながら、ハミルトン島という場でのリラックスした対談の臨場感もあって
楽しく読めました。

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