カテゴリー「文化・芸術」の21件の記事

2016/07/19

月・こうこう,風・そうそう

677 別役実の新作である。
 女優陣だけみても、和音美桜、松金よね子、竹下景子等々とかなり揃えている。
 『かぐや姫伝説』より、となっているが、そこは別役実である、換骨堕胎されている。例えば、おじいさん、おばあさんは実は人買いだったというようなこと。
 暗喩らしきものが飛び交い、解釈がいくつもできる、人物やストーリーのつながりがつかみにくい。その当たりを楽しむ演劇であった。

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2016/05/09

乳房~天上の花となった君へ~

632 俳優座で、内野聖陽・波瑠出演の舞台を観た。伊集院静原作で、夏目雅子との話なので涙を誘われた。
 一番前の席が取れた。後ろの席では聞こえないくらいのか細いセリフも聞こえた。二人の俳優と私の目が合っているような感じのシーンもあった。二人の目が潤み、キラキラ輝いているのも見えた。息づかいも感じた。迫力があった。
 内野聖陽は声がいい。男っぽい姿でありながら、繊細な内面を持ち合わせているのは伊集院静に合っているのではないか。「朝がきた」で人気が出た波瑠はドラマ「世界一難しい恋」にも出演し、24時間テレビへの出演も決まっている。この忙しい中、舞台もやって本格女優を目指したいというのも夏目雅子に重なるところがある。

 話の感想としては、ありきたりな言い方だが、病気の理不尽さを感じた。健康のありがたさも。
 
 この舞台は、回を重ねていくと2人の俳優は地の文以外のところは台本を見ないで演技してしまうのではないかという疑問をふと思った。

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2015/09/25

ライオンキング

Images110 演技、歌、踊り、衣装、小道具・大道具、どれもなかなかに素晴らしい。
 子役たちがすごい。「蓮舫」のようなよく通る声の、利発な主人公の子役の男の子には引き寄せられる。
 若い人たちもいいね。力強いからエネルギーがもらえた気がする。
 ストーリーは分かりやすい勧善懲悪の物語。男女の官能的な愛よりも、父と息子の関係、男の子の成長物語である。
 基本的には子ども向けのものである。観客の子どもたちが大いに喜んでいたのは何よりである。動物の話は子どもは好きである。大人も入りやすい。

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2015/05/10

ルーヴル美術館展

445446447 国立新美術館で開催されている「ルーヴル美術館展」に、妻と一緒に観に行った。副題は「日常を描くー風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」である。
 風俗画は、歴史画、肖像画、風景画、静物画につぐ、第5番目のジャンルである。
 盛況であった。私も楽しめた。絵画史の勉強にもなった。
左:フェルメール≪天文学者≫1668年
中:ティツィアーノ≪鏡の前の女≫1515年頃
右:ムリーリョ≪物乞いの少年(蚤をとる少年)≫1647年頃

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2015/02/13

エルンスト・ハース

422 エルンスト・ハース(1921-1986)の写真集を観る。
 俯瞰して雄大に撮る写真が多い。自然の場合も、都会の場合も。
 報道写真では(?)といった写真もある。

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2014/08/19

War Horse

Imagesviovhg3u  演劇はやはりいいなぁ。生の感じが伝わってくる。
 馬の作りと動きが素晴らしい。馬のジョーイが主役級だが、相棒のトップソーンとの関係もいい。
 アルバートら人間たちを演ずる俳優たちも、もちろんいい。
 原作がいいということもあるだろう。
 妻と鑑賞できたことは楽しいことだった。

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2014/05/19

パブロ・ピカソ

262263264 パブロ・ピカソ(1881-1973)の、この3つの作品が好きである。
 左は「彫刻家」、1931年、ピカソ50歳の時の作品で、モデルはマリー・テレーズである。中央は「窓の前に座る女」、1937年、56歳の時の作品で、モデルは同じマリー・テレーズである。右は「ドラ・マールの肖像」、同時期の1937年、56歳の時の作品で、モデルはドラ・マールである。
 ピカソはオルガとの結婚は続けていたが、この時期、上の2人の女性との関係も濃密だったようである。
 女性の内面までも含めて捉えて、三次元を二次元に写し取ると、ピカソの場合はこうなるのだろう。このピカソの具象と抽象の捉え方が、実に素直に私の中に落ちた。
 ピカソの強烈な個性が、違和感なく私の心に響いた。それがうれしかった。ピカソの個性と芸術が世界を席巻し、今や、完全に古典となった証拠でもあるような気がした。

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2012/10/02

草間彌生

Images43 NHKの番組で、草間彌生さんのことを取り上げていた。
 あの水玉模様の草間さんだ。今年83歳、強烈な個性のゲージツ家だ。私とは全く異なる人種だ。
 幻覚や幻聴といった精神的病も抱えている。
 小説もかなり書いてきた。
 若い頃は、アメリカなどで、ハプニングと称する前衛活動も盛んに行っていたらしい。
 そういったことからすると、今や時代がやっと草間さんに追いついた。
 老いたことは老いたが、創作意欲は旺盛だ。圧倒された。

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2011/05/04

写楽

Imagesr0 東京国立博物館に「特別展 写楽」を妻と見に行った。
 上野も博物館も賑わっていた。
 写楽はわずか10ヶ月しか活動していなかった。その短期間にあの強烈かつ個性的な作品を生み出したことはびっくりだ。
 しかも、あの有名な歌舞伎役者の大首絵は当初だけであり、その後はこれらに比較すると精彩を段々と欠いていく。写楽は急速に疲れていったのか、飽きていったのか?
 写楽を生み出したのは「蔦谷重三郎」なる人物であり、彼は名プロデューサー的役割を果たしている。喜多川歌麿とともに対照的な2人として写楽を売り出したのである。
 歌舞伎に詳しい人にはかなり楽しめる企画になっていた。同じ芝居、同じ役者を写楽以外の浮世絵師がどのように描いたかの比較もされていたのである。
 企画の意図と意欲が伝わってくる特別展であった。

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2010/05/02

佐伯祐三

Images2 佐伯祐三の絵は好きである。構図、色、タッチに大きさを感じる。
 佐伯祐三アトリエ記念館が新宿区下落合に完成した。
 下落合時代の作品は10数点ある。2度目のパリに行く前の下落合は、佐伯祐三にとって大きな意義があったことを感じる。(当時の下落合の様子が分かる貴重な資料にもなっている。)
 2度目のパリで、佐伯は代表作を残す。しかし、1年足らずで、30歳で亡くなる。娘も続けて亡くなった。2人の遺骨を抱いて米子夫人は帰国し、その後40年以上、下落合で暮らした。

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