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2018/08/07

芋虫

909 「江戸川乱歩傑作選」(新潮文庫)所収の『芋虫』を読んだ。
 1929年(昭和4年)発表で、当時は伏字が多かったり、発禁になったりした作品だが、今読んでみると完成度の高い優れた作品だと思う。
 グロテスクであり、倒錯的な情欲、嗜虐性などを短編の中に凝縮してうまく表現している。
 須永中尉が最後に書き残した言葉、「ユルス」に込められているものは何か? 妻の時子の行為を指しているのか、時代・世間の犠牲者でもあった彼女自身を許しているのか、須永中尉自身の生と死をも含めてのことか。

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