« 2018年5月 | トップページ | 2018年7月 »

2018/06/25

レディ・バード

896 アメリカの地方(カリフォルニア州サクラメント)の女子高生の青春物語。女優で、今作品の監督・脚本でもあるグレタ・ガーウィグの自伝的要素も入っている。
 行動的な女子だ!自由奔放であり、自分勝手なところもある。他人にイライラし、自分にもイラついている。
 アメリカの男女関係は、日本に比べて早熟だなぁ。危険性もありそうだ。
 母と娘の葛藤が今作品全体を貫くテーマになっている。この葛藤は何処の地にもあることだが、簡単にはほぐれない。
 貧困、経済格差の問題もある。地方と都会(ニューヨークなど)との格差もある。ゲイの話もある。妊娠・中絶のこともある。
 キリスト教の学校である。このキリスト教に反発もするが、安らぎや懐かしさも感じるといったところが面白い。
 これら多彩な青春が94分に凝縮されている。新しい切り口で大いに見せる。
 主役のシアーシャ・ローナンは実にうまい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/06/20

誰も知らない

895 是枝裕和監督の2004年作品ということで、未見だったので、今回見た。
 「万引き家族」に繋がるものを強く感じた。
 子どもたちだけ4人の生活というのはあまりに過酷だ。
 公的機関とどうして結びつかないのか?公的機関はいったいどうしているのだ?
 こんな風に安易に考えるのは、自分の問題として考えたくないことの現われかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/06/18

ゲド戦記 影との戦い

894 ゲド戦記の第1巻に当たる。アーシュラ・K. ル=グウィン作、清水真砂子訳、岩波少年文庫である。
 通り名ではなく、真(まこと)の名、これはいったい何なのだ。
 「魔法」は世界・宇宙にとって、どのような意味があるのだろうか?
 第1巻が、影との戦い、それは自分の内面の戦い、とは地味だが、重要なことである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/06/16

終わった人

893_2 定年後まだ終わっていないからドラマが生まれた。小説になった、映画になった。
 「卒婚」は、いい問題提起である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/06/11

マルクス・エンゲルス

892 若き日のマルクスとエンゲルスの情熱は凄まじい。
 新しい時代を創っていった人たちというのはスケールがでかい。
 想像していたより、取っつきやすい描き方の映画だった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/06/10

万引き家族

891 カンヌでパルムドール賞を取った作品である。
 他のところでは家族になれなかった者同士が集まる…これは家族そのものだ。たわいのない日常の暮らしぶり、くだらない会話、それはとても居心地のいい場所だ。それは犯罪で繋がっているとしても…。
 是枝裕和監督は家族を描くのが超うまい!俳優陣の息もピッタリで、それに応えている。
 5歳の女の子、じゅり(りん)ちゃんはこれからどうなるのか?心配と問いは続く。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2018/06/08

ファントム・スレッド

890 男女の力関係はやがて逆転する。そこに生まれる倒錯的な男女愛、これは私には理解しにくい。
 男性には弱くなりたい、下降したい、崩れたいという欲望はあるかもしれない。そこに、甘えさせてくれる、助けてくれる女性がいたら、そこに溺れてしまうのは自然かもしれない。
 ダニエル・デイ=ルイスはさすがである。いつか引退の撤回もある??

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/06/07

かぐら屋 あの小宮 やしげる

Img_0574Img_0579Img_0582 用事のついでに寄るラーメン店は気楽でいい。
左写真:水道橋「征麺家 かぐら屋」濃熟鶏そば 5月27日 鶏スープはおいしくて完食!少し固めの麺は好きである。チャーシュー、メンマ、ネギなどもいいのだが、特にキャベツがおいしかった。
中写真:都立大学「中華そば あの小宮」味玉中華そば 6月2日 おいしい醤油ラーメンだった。オーソドックスなスタイルに安定感がある。細麺なのがいい。メンマ、チャーシュー、ナルト、ネギなどもオーソドックスな感じがいい。
右写真:経堂「らぁめんや やしげる」焦がし煮干しらぁめん 6月7日 濁った焦がし煮干しスープはおいしい。細麺なのもいい。ホウレン草、玉ねぎがスープによく合って、おいしさを増す。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/06/06

びぎ屋 九六 生粋

Img_0560Img_0561Img_0571 何かしら用事があって行った先々でラーメンを食する。
左写真:学芸大学「びぎ屋」醤油らーめん 5月10日 何度が来ているが、飽きない私の好きなラーメンである。きれいなラーメンでスープと麺とどちらもGOOD ! チャーシューもおいしい。完成形である。
中写真:和泉多摩川「自家製麺つけそば 九六」特製つけそば 5月17日 この地域で定着している評判のいいいお店である。つけ汁、麺、ともに高水準でおいしい。メンマ、お肉類もよくできている。全部乗せの特製だと、玉子、ローストビーフ、ノリも味わえてうれしい。7年前に「俺の空」から独立して、夫婦でがんばっている。
右写真:池袋西口「生粋」上正油そば 5月23日 さんまスープは好きである。食後に残るいい味である。完食! 少し固めの麺との相性もいい。チャーシューは固くてたべがいがある。玉子もおいしかった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/06/05

成功ではなく、幸福について語ろう ②

889 苦労人の岸見一郎さんの言葉には説得力がある。
*生きていてくれてありがとう。
*今はリハーサルではなく本番なのです。
*人々の期待に全く反して行動する勇気を持たねばならない。
*問題の解決ができない間は幸福になれないと思っている人は多いのですが、そんなことはありません。幸福を先延ばしにする必要はありません。
*機嫌がよいこと、丁寧なこと、親切なこと……幸福は外に現れる
*希望が他の人から与えられる。
*成功を幸福と同一視している人は、自分の価値を何ができるかという生産性の観点からしか見ないことが多いように思いますが、人の価値は生産性で測れない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/06/04

成功ではなく、幸福について語ろう ①

888 岸見一郎著、幻冬舎発行の本である。
 私は「幸福論」の本には飛びつきやすい。共感するところはいくつかあった。

*幸福とは何かということを問いかける中で、答えの道筋、あるいは、方向性が少しでも明らかになればと思っています。
*幸福は各自においてオリジナルなもので、質的なものです。他方、成功は一般的なもの、量的なものです。
*幸福であるために何かを達成しなくてもいいということです。
*幸福になるために、いわゆる挫折体験は絶対に必要です。生きていく上で感じる苦しみや挫折感は、鳥が空を飛ぶために必要な空気抵抗のようなものです。
*自分に価値があると思える時にだけ、勇気を持てる。
*自分が他の人にどう思われるか、どう評価されるかということとは関係なしに、自分で自分に価値があると思えるということ。
*自分が他の人に何かできることがないかと考え、実際に身をもって他の人に何かできることをしていけば、貢献感を持つことができる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/06/03

はじめての哲学的思考 ②

887 苫野一徳さん(写真)には、今後も期待したい若手研究者である。
 この本で、「本質観取」について、具体的に説明してもらっている。

*本質観取で取り上げる概念の種類
①感情~恋、嫉妬、不安、なつかしさ…
②ことがら~芸術、教育、政治…
③価値~道徳、正義、美、自由…
*その概念についての経験がほとんどなければ、僕たちはその本質観取をすることも当然難しい。
*本質観取の手順
①体験(わたしの「確信」)に即して考える
②問題意識を出し合う
③事例を出し合う
④事例を分類し名前をつける(キーワードを見つける)
⑤すべての事例の共通性を考える
⑥最初の問題意識や疑問点に答える
*4つの観点
①本質定義
②類似概念とのちがい
③本質特徴
④発生的本質

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/06/02

はじめての哲学的思考 ①

886 苫野一徳著、ちくまプリマー新書である。
 竹田青嗣、西研さんらの流れをくむ苫野一徳さんによる哲学的思考の奥義にはかなり共感する。私が実践する哲学対話に通ずるもの大である。

*帰謬法の主な技~「人それぞれ考えはちがう」「時と場合によってちがう」「人間以外にはそうは見えない」
*超ディベート(共通了解志向型対話)の方法
①対立する意見の底にある、それぞれの「欲望・関心」を自覚的にさかのぼり明らかにする。
②お互いに納得できる「共通関心」を見出す。
③この「共通関心」を満たしうる、建設的な第三のアイデアを考え合う。
*絶対的な「当為」なんてない。だからこそ僕たちは、対話を通して、「共通了解」可能な当為を見出し続ける必要がある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2018年5月 | トップページ | 2018年7月 »