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2018/02/25

勉強の哲学②

854 著者の千葉雅也さん(写真)が、お笑いの世界のキーワードである「ボケ」「ツッコミ」「ナンセンス」をうまく使って説明している。
 第2章は「アイロニー、ユーモア、ナンセンス」である。
*ツッコミ=アイロニーとボケ=ユーモアが、環境から自由になり、外部へと向かうための本質的な思考スキルである。
*勉強においてはアイロニーに優先権がある。
*環境のコードは、つねに不確定であり、揺らいでいる。
*(0)最小限のアイロニー(ツッコミ)意識:自分が従っているコードを客観視する
 その上で、
 (1)アイロニー(ツッコミ):コードを疑って批判する
 (2)ユーモア(ボケ):コードに対してズレようとする
*アイロニーとユーモアは、「過剰」になると、ナンセンスな「極限形態」に転化する。
*アイロニーは、最も極端には、言語をー環境依存的であるしかない言語をー「無化」したいという欲望になるのです。アイロニーとは、言語のフィルターを通さずじかに、「現実それ自体」に触れたいという欲望です。
*享楽のための語りには、人それぞれに特異なこだわりがあらわれている。それは個性のあらわれにほかなりません。
*アイロニー ⇒ 言語なき現実のナンセンス
 拡張的ユーモア ⇒ 意味飽和のナンセンス
 縮減的ユーモア ⇒ 形態のナンセンス
*ラディカル・ラーニング(深い勉強)の進展
 (1)アイロニーから始め、その過剰化をせずにユーモアへ転回し、
 (2)そして、ユーモアの過剰化を防ぐために、形態の享楽を利用する。
 (3)さらに、享楽の硬直化を防ぐために、アイロニカルにその分析をする。

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