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2018/02/07

スリー・ビルボード

849 先が読めないストーリーである。説明がしにくいストーリーである。
 レイプされ、焼かれた娘の犯人を捜査する警察の怠慢さを告発する3枚の看板を、その母親が設置したことから、街に波紋が広がっていく話とはいえる。その広がり方が恐い。
 怒りが怒りを生む、怒りの連鎖である。それが次に何を生み出すかは予測がつかない。人が反発したり、離れたり、死んだり、くっついたりする。実人生もそのようなものかもしれない。そこがリアルだ。
 どのシーンも密度が濃いから、強烈な印象を残す。小説のように話の筋が繋がっていく。これは脚本が練られているからである。
 予想外のところで、反発していた者同士が近づいていく。同志のような関係が生まれる。これにはびっくりするが、納得もいく。説得力のある脚本だからだ。
 主要な3人の役者がこれまたうまい。

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