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2017/06/27

自分とは何か

10 第58回人生カフェは平成29年6月24日(土)、12名(男性7名、女性5名)の参加によって実施された。
 今回は『14歳からの哲学』(池田晶子著 トランスビュー発行)を読むという読書会の形式をとった。「6 自分とは誰か」「7 死をどう考えるか」「8 体の見方」「9 心はどこにある」のところを取り上げた。これらを貫くテーマが「自分とは何か」である。
 まずは、各自が共感したところをフリップに書いてもらった。(頭の数字は本のページ数)
40:世界を作っているのは、じつは自分なんだ。
43:自分を脳とばかり思い込んでいるのは正しくないんだ。
49:けれども、もし自分は死なないとしたら、なぜ君は生まれてきたのだろう。
50:生死の不思議とは、実は、「ある」と「ない」の不思議なんだ。
51:自分で考えてごらん。当たり前のことを考えるよりも面白いことはないのだから。(2人)
55:体はそれ自体が自然なんだ。
57:死ぬ自分と死なない自分と、二つの自分があるのだろうか。
57:自分の所有物は自分でないんだから、それが自分の思うようにならないのは当然じゃないんだろうか。
61:(その意味では)心とはすべてなんだ。体のどこかに心があるのではなくて、心がすべてとしてあるんだ。
62:同じ目に見えないものの中でも、動いて変わる部分と動きも変わりもしない部分とがある。
63:悩まないで、考えてゆけるんだ。

 後半は、逆に、各自が疑問に思ったことをフリップに書いてもらった。(*印は上記の共感したところにも取り上げられたところ)
40:ただ自分だったんだ。
40:世界を作っているのは、じつは自分なんだ。 *
41:自分は自分であって、自分以外の何ものでもありません。
46:死体とは死とは同じものではない。(2人)
50:生死の不思議とは、実は、「ある」と「ない」の不思議なんだ。 *
57:自分が二つあるなら、それは他人じゃないだろうか。
66:ただ自分であるということは、他人がいるから自分であるのではなく……その自分としてあるということだ。
◎:「考える」って何だろう?

 これらを踏まえて、フリーに対話した。
 哲学とは、考えていく上での定規=ものさしを探求することではないか、といった話が出た。その考えることにこだわり、子どもたちが考え続けることを励まし、檄を飛ばしていたのが池田晶子である。
 池田晶子が導き出した結論は荒削りのものがあるが、子どもたちが考える素材にはなっている。反論もしやすい。それがまた魅力にもなっている。
 その結論には、「現象」と「本質」が混同されているところも見られる。我々読者も混乱する。これもまた魅力のひとつになる。

 この読書会は、今後、「他人とは何か」「死とは何か」「人生の意味とは何か」というテーマで深めていく。「自分とは何か」を土台にして、展開していきたい。

 最後に、参加者各自にフリップに書いてもらった。
〇当たり前のことを考えると悩める。
〇抽象的になり過ぎず、具体的事象に裏付けて皆に考えを伝えることの難しさに苦労しています。
〇方法論としてもう一度読みたい。自分と他人の境目、自分とそうじゃないものの境目があるのか、あるとしたらどこなんだろう?体でいいのか?
〇ちょっと誤解を生む表現が多い、毒にも薬にもなり得る本だと感じています。
〇学び方の方法として共感できそうではあります。しかし、その後の施策の方向性はちょっと違和感が出てきそうです。
〇絶対的な自分は死ぬのか?死なないのか?
〇死なない自分に興味あります! 現象と実体の混同に注意
〇「存在と現象」について、もっと考えてみたい。「考えすぎちゃう」
〇自分とは、存在なのか…? 現象なのか…?
〇「自分」とは何かを改めて、じっくり、考えてみたい。面白い。
〇自分とは何か?を大切にしたい。
〇自分では全く思いつかないような解釈や意見がとても興味深く楽しかったです。

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2017/06/23

なな蓮 くぬぎ 北熊

Dd8fd318f19a4cbbac47045fa6a79a45A34c82c6fee94e63ab80608040c73597Aa0579550aa44c039588540a3b8ff42c それぞれ何かしらの用事があって行ったところで、ラーメンを食した。
左写真:日本橋三越前「なな蓮」支那そば 5月8日 洗練された実においしいラーメンだ。スープがうまいし、チャーシューなども柔らかくて絶品。お昼の早いうちから混んでいた。
中写真:国立「麺や くぬぎ」極らーめん 5月19日 細麺なのはよかった。チャーシューは柔らかくておいしい。穂先メンマもよかった。玉子もいい。味噌スープは濃い目で、独特なおいしさがあった。
右写真:西早稲田「支那そば 北熊」北熊そば 5月26日 クリーミーでちょっとしょっぱいとんこつラーメン。

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2017/06/22

俺の空 ムタヒロ 京紫灯花繚乱

04edb64174284f55bbf577c3c72e048b_28a066b23b1f04a7bb1931f88ce41ba95Ac1648768e6743159f468aba2e5e5313 何度も通いたくなるラーメン店はある。
左写真:高田馬場戸山口「俺の空」掛け豚そば 4月20日 私の好きなラーメンだから、時々食べたくなる。
中写真:西国分寺「味噌中華そば ムタヒロ」味噌中華そば 4月30日 私の好きな味噌ラーメンである。濃厚でない。それでいて、旨味が出ており、私は気に入っている。完食である。
右写真:四谷三丁目「京紫灯花繚乱」京山椒薫る濃厚担々麺 5月6日 スープは辛くて、とてもじゃないが飲めないのだが、麺とお肉を食べていると、これがおいしい。若干固めの麺もいいし、お肉もうまくすくえて食べられるので、満足。

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2017/06/21

人はなぜ音楽が好きなのか?

798 「クルミドの朝もや」である。
 参加者から出された問いは、以下のようなものである。
①自尊心とは何か?
②なぜ政治の話をしようとしないのか?
③忖度とは何か?
④なぜ十分に議論しないのか?
⑤人はなぜ音楽が好きなのか?
⑥父とはどんな存在か?
⑦なぜひとりの人間に多数の人間が従うのか?
⑧人生は長いのか?短いのか?
⑨最後がいいって、どれだけ大切なのか?
⑩今は悪いのか?
⑪試練と無理はどう違うのか?
⑫後悔ってしますか?

 今回は、⑤の「人はなぜ音楽が好きなのか?」がテーマとして選ばれた。

 音楽(リズム、メロディー等)は自然とともにあった。言語より先にあった。
 人は言語を発達させて、左脳を進化してきた。しかし、言語に疲れた時など、右脳も大いに使って、脳全体でこの世界を楽しみたい。
 自分の脳の中に、身体の中に、そう自分そのものの中に、リズム、メロディーが存在する。人類一般のものととともに、自分固有のものがそこで音を奏でている。
 自他の音の共鳴は、共感に繋がり、それは音を楽しむことになる。

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2017/06/20

真面目ってどういうことだろう?

797 第57回人生カフェは、夜の2時間、事前申し込みなしで実施した。この形での実施は6回目である。
 平成29年6月16日(金)午後7時からスタートしたが、男性4名、女性6名、合計10名の人が集まってくれた。
 最初に各人から「問い」を出してもらった。各人の興味・関心のありどころも分かる。
①「ヤバイ」という言葉はなぜ流行っているのか?
②したい仕事ってどこにあるのですか?
③空気って何だろう?
④友だちって何だろう・
⑤人生って何だろう?
⑥真面目ってどういうことだろう?
⑦どうして熟議はできないのだろうか?

 この中から、今回は「真面目ってどういうことだろう?」というテーマが選ばれた。

 「真面目」とは、物事に真剣に取り組む姿勢を言ったり、こつこつと努力していく様を表現したりと、プラスの意味に使われる。古くはこちらの方の意味が強かったようにも思われる。
 一方、真面目は、融通が利かない、視野が狭い、面白くないなどのマイナスのイメージもある。最近はこちらの方の意味で使われることも多い気がする。疑いを持たないで行動するという点では、能天気で幼稚な面も指摘できるかもしれない。
 だから、「不真面目」は敬遠されるかもしれないが、「非真面目」は推奨できる面がある。すなわち、物事を多角的かつ柔軟に見て、対応していくことが求められている。……

 このように、真面目ということについて、自分の体験した事例なども踏まえながら対話をしていくと、2時間はあっという間に過ぎた。10人全員が何かしらの発言ができ、聞き合うことができたのはよかった。

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2017/06/13

幸福は人生の目的か?

Imagesn6hmswh4 第56回人生カフェは平成29年6月10日(土)、12名(男性5名、女性7名)の参加によって実施された。
 人生カフェが始まってから満3年が経過した。6月は人生カフェ誕生を記念して、毎年「幸福」をテーマに実施することにしている。今年は、「幸福は人生の目的か?」というテーマにした。
 最初に、「幸福は人生の目的か?」という問いに対して、①YES、②NO、③どちらでもない、の3つの内、自分はどれに当たるかを聞いてみた。①が6人、②が3人、③が3人に分かれた。それぞれの理由を書いてもらった。
①YES
*実感
*いくつかの人生の目的のまとめ的なものだから。
*共通性
*「幸せな人生だった」と思って、終わりたいから。
*幸福は内面のことなので、自分の内面に責任を持つ必要があるから。
*国連が毎年3月20日を「世界幸福デー」としているから。
②NO
*漠然としているから
*人生の目的が幸福だと考えた事がないので、そう思わない。
*色々なケイケンをする為に生きる事が人生の目的。
③どちらでもない
*「幸福」、「人生の目的」、両方よく分からない。
*そもそも「幸福」とは何……?「幸福と不幸」の基準や境界線はどこにあるのか……?
*目的というより、いかに「気づく」ことだと思う。「見い出す」かということだと思う。
*幸福はあくまでも希求するものであり、目的というには少し違和感を感じる。

 これらを出発点として対話が展開する。
 幸福は現在の「快」の感覚を基本とするが、未来へ向けて目的意識を持って追求するという側面もある。一方で、現在から過去へ向けて感謝の気持ちを抱くことによって、幸福感を得ることもある。
 自分を大切にし、自分らしさを追求することもあるが、他人を無視しての幸福はあり得ない。他人との共感性が幸福の要素でもある。
 それでは他人との「比較」は幸福をもたらすだろうか。人格全体を比較するなんてことは不可能だし、部分を比較することによって、優越を競い合うことは幸福に結びつくとは思えない。
 マズローの欲求5段階説も登場した。また、お金、地位、健康などを所有する(having)ことよりも、行為すること(doing)、存在すること(being)への価値を認める人が多かった。
 今回は、どちらかというと心理学的なアプローチで幸福に迫る傾向が強かった。「人生の目的」ということを考えていく場合は、どうしても哲学的なアプローチが求められるだろう。ここまでには至らずに、時間になった。

 最後に、各自にフリップに書いてもらった。
*中高年の幸福論ってあるのか?
*幸福は人生の目的ではないという考えが変わったらおもしろいなぁ……と思う。
*幸福には様々なものがあるが、人は真の幸福を見極め、それを求めるべきであろう。
*人生の目的、幸福は考え続けるもの
*現実としては、お金も仕事も健康も大事。ただし、「こうありたい」という理想の自分(の生き方)は、常に考え続けていたい。
*自分の幸福のために、他者の不幸が必要となるか?
*人生の目的は幸福に生きることである。その幸福は自分の心が決める。幸せは自分の回りにある。
*自分自身にとっての良い(快)感情に素直に居れたら、幸福に近づいていけるのかな…
*私にとって「幸福」とは何か?もやもやしてたものがいくらかみえてきた感じです。
*幸福と思えば幸福。不幸と思えば不幸。幸福は人生の目的というより、今ある幸福に気づくこと。
*①気づいたこと~男性と女性との違い ②新たな問い~自分にとっての幸福の確認  ③すごく面白い議論でした。テーマによっては、また参加したいです。
*①とりあえずの結論~幸せは自分の心が決める ③あっという間に時間が過ぎました。楽しかったです。

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2017/06/10

マンチェスター・バイ・ザ・シー

796 心に沁みるいい映画だ。
 乗り越えられない傷、癒せない痛みというのはある。生きていくのが辛い。それは時に、暴力・怒りになり、自己破壊の方にも向かう。
 大都会のボストンと港町のマンチェスター・バイ・ザ・シーとの違いや距離感も舞台背景になっている。
 ストーリー展開には直接関係しないような、ちょっとしたミスや諍いなども描かれる。これが日常であり、その自然さが感じられる。こういう描き方をするのか!やるなぁ。アカデミー賞脚本賞である。
 主演男優賞のケイシー・アフレックはさすがである。妻役のミシェル・ウィリアムズも感動的な演技である。

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2017/06/02

家族はつらいよ2

320 映画を観て、久しぶりに、こんなに笑った。
 山田洋次ワールドには馴染んでいるので、うまくハマった。あまり頭を使わなくて、すんなりと笑える。寅さん世代のギャグが多いのだが。
 人物の登場の仕方がうまい。ストーリー展開上も、その場にふさわしい人物が現れる。そして、セリフが効いている。笑いのツボを心得ている。
 現代日本のリアルな問題も含んでいる。介護、孤独死、高齢者運転免許返上等々……。
 山田洋次の暖かい視点もある。そして、画面に躍動感もある。85歳である。これには驚きだ。
 俳優陣もいい。キャストがぴったり。それぞれのキャラが生きている。だから、愛すべき家族になっている。
 家族は面白いし、暖かい。家族っていいなぁと思える映画である。

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