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2017/04/25

「考える」「言葉」

10  第51回人生カフェは平成29年4月22日(土)、10名(男性6名、女性4名)の参加によって実施された。
 今回は『14歳からの哲学』(池田晶子著 トランスビュー発行)を読むという読書会の形式をとった。
 まずは、1~3の「考える」というテーマのところから、各自印象に残ったところをフリップに書いてもらった。
「「自分が思う」ということはいったいどういうことなんだろう」(5P)
「悩むな、考えろ」(9P)
「わかって悩んでいるのか?」(9P)
「意見自体正しいだろうか、間違っているだろうか?」(12P)
「「考える」ことによって正しい定規を手に入れる」(16P)
「自分ひとりだけの正しい定規ではなくて誰にとっても正しい定規、たったひとつの正しい定規だ」(16P)
「君は本当のことだけを知りたくないか」(18P)
「本当のことを本当のことだけを知りたいとは思わないか」(18P)
「「不思議」の感じこそが本当のことを知るための最初の最初の鍵穴だ。不思議の扉は宇宙の果てまで開いてゆくことができるんだ」(23P)
「「誰にとっても正しいこと」というのは、「みんなが正しいと思っていること」ではない」(23P)
 以上を踏まえて、対話をした。「考える」と「感じる」、「思う」との違いは何か。特に「考える」と「悩む」をめぐっての対話が活発に行われた。

 次に、4~5の「言葉」というテーマのところから、各自印象に残ったところをフリップに書いてもらった。
「物が先か、言葉が先か」(26P)
「過去、現在、未来から別の星や宇宙のことまで言葉というものに不思議な力」(28P)
「人の数だけ人がいるのに、言葉の意味はすべての人に共通してたたひとつなのはなぜなんだろう」(35P)
「言葉というものは、自分の中にあると同時に、また自分の外にある」(36P)
「言葉こそが現実を作っている」(2人)(36P)
「言葉を大事にするということが、自分を大事にするということなんだ」(36P)
「目に見える物だけが現実だと思い込んで一生を終えるなんて、あんまり空しい人生だと思わないか」(36P)
 以上を踏まえて「言葉」について対話した。言葉がないと考えることができないのではないか、世界を認識できないのではないか、といったことをめぐって展開した。

 最後に、今日の対話について、各人にフリップに書いてもらった。
「感じる→思う→考える 言葉を大事にする事、自分を大事にするという事かなあ?」
「悩みとは何だと改めて考える。だって、不安だし、イライラするし、苦しかったりするものだから」
「「考える」ことをするには言葉が不可欠。言葉は言霊と言われるように、言葉を単なる言葉ではなく、発する者の心をこめたら、言葉が生かされ、受け取る側に伝わるのかな?」
「言葉を大切にするとは、言葉―世界―私というものが生じているという事実=世界の分節の機能としての言葉が機能している。という事実に対しての「落としまえ」は言葉によって言葉の限界に向かうことでしかなしえないだろうと思います。その意味でのみ、言葉は大切にしなければならないと思うし、哲学は必要かな。身体知の問題はこのことと矛盾するのかな?」
「言い切れないこととわかっているのに、池田さんはなぜ言い切るのだろうか。言葉として正確ではないのでは」
「こうして考える事こそ、池田晶子さんの望み(?)なのかな」
「頭の中がより整理できた。とても面白かった!言葉を正確に使うことで解決できる問題もたくさんある」
「各人の着眼の共通する所とばらつく所、多々あっておもしろかった。考え抜くこと、ある意味自縄自縛になるまで突き進めることを大事にしたい」
「こういう機会がなければ絶対読まないであろう本と、めぐりあった気がしています」

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