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2017/03/22

幸福の哲学 ①

767 『嫌われる勇気』の著者、岸見一郎さんの本である。副題は「アドラー×古代ギリシアの智恵」、帯には「「本当の幸福」とは何か」と書いてある。(講談社現代新書)
 『嫌われる勇気』のようなインパクトはないにしても、静かに考察してくれているので、学ぶところは多い。印象に残ったところを抜き書きしておく。
*たとえ幸福を定義することができ、その定義の意味を理解することができたとしても、そのことでただちに幸福になれるわけではない。地図で目指す場所を把握することができたとしても、実際には足はまだ一歩も前に進んではいないのだ。
*三木清は、成功は「過程」に関わるが、それに対して、幸福には、本来、進歩というものはなく、幸福は「存在」に関わるといっている。何も達成していなくても、何も所有していなくても、成功していなくても、人は幸福になることができるのだ。
*幸福は偶然にも左右されない。外的なことや偶然的なことに依存するのは幸運である。
*特別でなくても幸福であればいいではないか。
*私は自分に価値があると思う時にだけ、勇気を持てる。
*理解できない他者、コントロールできない他者がいることを知ることが、自己中心性から脱却するためには必要である。

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