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2017/03/23

幸福の哲学 ②

768 岸見一郎さん(写真)のこの本の肝は、第5章の「幸福への道」であろう。
*フロムの言葉:愛の本質は、「何かのために働く」こと、「何かを育てる」ことにある。愛と労働とは分かちがたいものである。人は、何かのために働いたらその何かを愛し、また、愛するもののために働くのである。
*誰も嫌われたくはないが、もしもまわりに自分を嫌う人がいるとすれば、嫌われることは自分が自由に生きていることの証であり、自由に生きるために支払わなければならない代償であると考えなければならない。
*誰もが優れようとするという意味での優越性の追求も、他者と競争しないのであれば、問題なく健全なものとなる。
*それまでの人生で長く何かをやり続けてきた人であれば、ある領域では自分が優れていると思っていたのに、新しいことに着手すれば、たちまち何もできない自分と向き合わなければならなくなる。
*何かを習得することに限らず、自分が不完全であることを受け入れることができる人は、自分の価値を理想からの減点法ではなく、現実からの加点法で見ることができる。
*他者が生きていることが喜びと感じられるのであれば、自分についても生きていることがそのままで他の人にとって喜びであり、貢献していると思っていい。
*信頼するとは、目下起こっていることや、これから起きることについて未知なことがある時、その知られていないことを主観で補うことである。
*信頼することには二つの面がある。①他者の言動にはよい意図があると信じること。②相手が自らの課題を自分の力で解決できると信じること。
*他者が自分をありのまま受け入れてくれる仲間だと思えば、そんな仲間に役に立とうと思え、貢献感を持つことができる。そして、貢献感が持て、自分に価値があると思えたら、対人関係に入っていく勇気を持て、対人関係の中に入ることができれば、幸福を感じることができる。

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