« グローバリズム以後 | トップページ | 哲学カフェのつくりかた ② »

2016/12/31

哲学カフェのつくりかた ①

744 カフェフィロ編のこの本は2014年6月出版である。(大阪大学出版会)
 その頃も読んだから、今回は再読である。
 教えられることが多い。最初に読んだ時には分からないことが多かったということである。
 2014年6月に私の主宰する「人生カフェ」がスタートした。それから約2年半の間、実践を重ねてきた。それらの実践によって、この本の理解が進むようになった面はある。やっと私がこの本に追いついてきたという感じである。
 それまでのカフェフィロの実践の厚み、歴史というものも感じた。これは尊敬に値する。

 印象に残ったところを抜き書きしておく。
*哲学カフェで重要なのは、知らないことを知るための問いではなく、知っていることを改めて問うような問いである。こうした問いは、ふだん私たちが当然のものとして受け入れ、日常生活や会話を成り立たせている隠れた前提に目を向けさせてくれる。(松川絵里)
*「自分が言いたいこと」は何かという、自分自身への興味、もっと踏み込んでいえば、「自分自身が蔵している謎」への興味が、話される。(内田樹)
*「発見」や「わかった」という経験は、「喜び」という感情を伴う、あるいは「喜び」そのものとして感じられる。(ピーター・B・ラービ)
*喜びは学習の後にやってくるのではなく、学習とともにやってくる。(エピクロス)
*喜びは、問題が解けた、答えが見つかったという達成感や、他の人とわかり合えた、考えが伝わったということとは別のもの、自分に起こりつつある何らかの「変化」や「変容」の感覚と同期している。(高橋綾)

|

« グローバリズム以後 | トップページ | 哲学カフェのつくりかた ② »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 哲学カフェのつくりかた ①:

« グローバリズム以後 | トップページ | 哲学カフェのつくりかた ② »