« おめでとう | トップページ | 心とは何か »

2016/07/07

第2回東京メタ哲学カフェ

Dsc_0694  第2回東京メタ哲学カフェは平成28年7月3日(日)13:30~17:00に新宿区高田馬場で実施された。
 参加したのは、人生カフェ、ねりまの哲学対話“ねりテツ”、ヨコハマタイワ、対話の実験室@公-差-転、夜の対話カフェ、あたまの中を散歩するてつがくカフェ、対話カフェTokyo~Yokohama 、竹林茶話会、はなこ哲学カフェ、その他の11の会、合計12名(男性8名、女性4名)である。お子さん2名も一緒にいた。
 前半は、自己紹介、会の紹介などを順番に行った。これによって、はじめての人との顔合わせ、お互いの活動の情報交換ができ、自らの会の運営の参考とした。
 後半は、「哲学とは?対話とは?哲学対話とは?」というテーマである。
哲学カフェとは哲学対話を行う場と一応定義できるわけだから、最終の問いは「哲学対話とは?」ということである。だが、まずは「哲学とは?」と「対話とは?」の2つの問いに分け、参加者それぞれが自分にとってのとりあえずの答えをフリップに書いてもらった。(同じ番号は同じ人が書いたものである。)
「哲学とは?」
① 1から問い、考え、普遍性を探求すること
② 本質を追究する学問
③ 対話をとおして、(1)気づきを得ること (2)知を深めること
④ 自身の価値観のこうちゃく化を防ぐためのゆさぶりである
⑤ 反哲学
⑥ ギモンから真理をさぐりだすこと
⑦ 自分 に/を 問うこと
⑧ 問いつづけること 
⑨ なぜ?
⑩ 大発見!  救いになるコトもある……カモ 
⑪ 探求している  み~つけた!! 
「対話とは?」
① 複数の人たちが異なる考えを語り合い、相互理解を深めること
② 意見の相違を根本から追究する行為
③ 多様な意見を大切にするコミュニケーション技法
④ 私にとって対話とはOS(オぺレーティング・システム)である
⑤ 一人称単数の、その先
⑥ 他者と一緒に探求する方法の一つ
⑦ 他者の考えを共有し共感すること
⑧ 話し、聞きつづけること 
⑨ (こう思ってるんだけど)聞いて!
⑩ 「分からない」事を前提として話すこと 相手への思いやり
⑪ 自分の考えがある時間

 世代差、男女差が出ているかもしれない。何よりも個性が出ている。
 ゆるやかにまとめてみると、行為としては、哲学では「問う」ことが、対話では「聞く・話す」が中心のようである。哲学では「原理(本質)」「論理」などが重視され、対話では「理解」「共感」などが重視されているようである。そして、対話においては、自分だけでなく現実に「他者」が存在していることの意味は大きい。
 それで、いよいよ「哲学対話とは?」である。
 哲学対話とは、「哲学+対話」なのか、「対話+哲学」なのか。哲学と対話が重なる部分を単純に指しているのではなさそうである。それではいったい何なのだろう。(実際の現場では、哲学のよさそうなところと対話のよさそうなところを自分なりに適当にミックスして運営している、それでいいのではないか、という意見があるのもうなずける。)
 「哲学→対話」(哲学から対話へ。哲学が対話を求めている)と「対話→哲学」(対話から哲学へ。対話が哲学を求めている)、この2つのベクトルが参加者の出自によって微妙に異なって現れているのを感じた。(これも実際の運営上は、哲学と対話が適宜往復運動をしており、渾然一体となっている、すなわち「哲学⇔対話」といったところであろう。)
 哲学、対話、それぞれのメソッド(方法)、テクニック(技法)の話題は、それほど深められなかった。メソッド、テクニックは、哲学や対話の目指すもの(目的)とどう関わるのか? そもそも哲学対話においてメソッドやテクニックはどれほどの意味合いがあるのか?
 
 哲学カフェらしく(?)、もやもやのまま終了した。これが次回以降につながるエネルギーとなる。

|

« おめでとう | トップページ | 心とは何か »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 第2回東京メタ哲学カフェ:

« おめでとう | トップページ | 心とは何か »