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2014/10/01

芸術をめぐって

Images56 芸術には作品を制作する者と作品を鑑賞する者がいる。(同一人物ということもある。)
 どちらにしろ、今日、芸術は大衆化した。遠い過去のような、一部の特権階級のものではない。
 芸術の美が与えてくれる感動、快感、楽しさといったものは素晴らしい。また、美を具象化したくなる、すなわち表現したくなるという欲求も人間らしい。これらは美の有する自由さが、人の心に自由を与えていると私は解釈している。
 このように素晴らしい芸術(美)だが、その大衆化によって、内容が多種多様化し、バラバラと言ってもいい状況になっている。絵画、音楽、文学、映画、演劇等々、それぞれの分野が蛸壺化し、お互いを理解しがたいことになっている。
 その違いをその人の個性と捉え、その違いを積極的に受容していくことができれば、お互いのつながりは、逆にかなり深まると私は考える。真や善の領域より、美の世界は自由と共感の可能性が高いものだと思う。

 ところで、ピカソ(写真)のような天才的な芸術家には本当に感服する。白いキャンパスのような「無」のところに具体的なものを表現してしまう。それは、ある意味、勇気の産物であり、ものすごい才能である。このような天才は誰よりも、その時の共同体の時代性や文化性をいち早くキャッチしていた人でもある。

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