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2014/04/21

憂鬱になったら、哲学の出番だ! ③

251 ソクラテス、プラトン、デカルト、カントと哲学者を順次取り上げていくが、西研さんにとって山はやはり、ヘーゲルとニーチェだ。
 まずはヘーゲルのところで印象に残った文章や発言。
*『精神現象学』は、他人からの評価や承認を求めて右往左往する人間の物語として読むことができる。
*ヘーゲルの言う「良心」の最終的な自覚の形とは、「自分が個別的・状況的な存在であることをよく自覚しつつ、しかも、自分のこの行動は社会に役立つ普遍的なものかどうかを考えつつやっていくしかない。それ以外の態度は取りえない」ということである。
*失敗を認めたり詫びたりすることを通して、お互いのなかに「良心」を、つまり、仲間としてふさわしくふるまおうとする「意志」を相互承認することができれば、対立は乗り越えられる。
*ヘーゲルの言う「事そのもの」については、人々の間の率直な語り合い・確かめ合いのなかで、「これは本物だ」といえるものが信じられる、という点がポイントである。

 ニーチェのところでは、哲学について対話しているところが印象に残っているのだが、それは「哲学カフェ」などの活動につながる考え方である。
*哲学は、一人ひとりが互いの経験や感度や考えを出しあいながら、「これは確かに大切だよね」ということを確かめ合っていく営みである。

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