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2014/02/13

5人会(平成26年2月)

208 今回の5人会のテーマは、「戦争と平和から日本を考える~アジア・太平洋戦争について~」であった。
 次の6つの観点から、各人が発表した。
1 なぜ、アジア・太平洋戦争は起きたと考えるか。
2 なぜ、日本はアジア・太平洋戦争に負けたのか。
3 なぜ、アジア・太平洋戦争は長く続いたと考えるか。(なぜ、早期に戦争を終結できなかったのか。)
4 このような戦争を再び起こさないためにはどうしたらいいと考えるか。
5 もし、日本で戦争が起きた場合、あなたはどのような態度を取るか。
6 その他、戦争と平和から日本を考える。
 「日本は戦争に負けてよかった」と考える人たちはそれなりにいそうである。
 「戦争が起きたら、家族とともに逃げる」というのも一つの選択である。
 いずれにせよ、アジア・太平洋戦争に関して、日本を全面的に否定することも、全面的に肯定することもいかがなものかなと思う。できるだけ客観的に両面を見ていくことが大切である。

 ところで、人間を2種類に分類できる。
 原理・原則を重視し、抽象的な議論が好きな人がいる。一方、行動を重視し、具体的なことに興味を示す人がいる。前者は思想や歴史が好きである。後者は文化や遊びが好きであり、未来志向である。前者は面白味はないけれど、リスペクト(尊敬)されることがある。後者は面白いが、リスペクトされないことが多い。

 
 グループ・エンカウンターということを考える。
 エンカウンター(であい)とは、自分の感じたことを率直に相手に伝える、すなわちホンネを表現しあい、それをお互いに認めあう体験である。そこから、自他について「気付き」が生じる場合がある。そこに価値がある。
 そのためには、ルサンチマンや激しい感情のやり取り、損得勘定などが前面に出ないほうがいい。(多少はやむを得ないが。)
 「気付き」が必ず生じるものではないし、時には相手から反発があることも予想される。それぐらいの覚悟は必要であるし、エンカウンターの基本は相手との信頼関係のもとに行われるということである。

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コメント

丁寧な回答ありがとうございました
nomado

投稿: nomado | 2014/02/17 午後 03時46分

 確かに、原理・原則を重視し、抽象的な議論が好きな人(前者)は、前者をリスペクト(尊敬)し、行動を重視し、具体的なことに興味を示す人(後者)をリスペクトしない傾向が強い気がする。
 しかし、前者のタイプだけでなく、日本社会では一般的に上記の傾向があるように思う。
 統計的なデータは持ち合わせていないが、前者は真面目に勉強し努力しているイメージ、後者は適当に遊んでいるというイメージがつきまとっており、前者の方が尊敬に値するという感じがあるからである。
 このような状況が日本にあるからといって、私がそれをよいと言っているわけではない。
 リスペクトされるということが、それほど重要でいいことなのかは疑問に思う。(必ずしもリスペクトされなくてもいいのではないか、という考えである。)
 一方、面白いということの方が人から好かれたり、本人の満足度が高いという場合もある。

投稿: みやさみ | 2014/02/15 午後 04時31分

「原理・原則を重視し、抽象的な議論が好きな人(前者)はリスペクト(尊敬)されることがあり、行動を重視し、具体的なことに興味を示す人(後者)はリスペクトされないことが多い。」というのは事実ですか???
「原理・原則を重視し、抽象的な議論が好きな人(前者)は前者をリスペクト(尊敬)することがあり、後者をリスペクトしないことが多い。」ということではないのですか?

投稿: nomado | 2014/02/14 午後 09時33分

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