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2013/05/12

舟を編む

86 達成感は幸福感と大いに関係がある。
 この場合の達成感とは、物事を成就した後の満足感というよりも、物事の成就へ向けてのプロセスにおける充実感の方を重視している。
 達成感を得るためには、物事(対象)は社会的意義のあるもの、すなわち世の中で役に立つもの、人に支持されるものがいい。それは短期的なものというより、中・長期的なものであり、重要な点は苦労を伴っているということである。
 また、そこには本人の献身的な努力とともに、周囲の協力、すなわち思いやりや理解が存在している。総じて言えば、愛があるからこそ、幸せ感が生まれるのである。
 こんなことを感じさせてくれる、いい映画である。
 コツコツと溜める作業、蓄積が大切なことも教えてくれる。私も、「幸福」の「用例採集カード」(?)を作りたくなった。
 私は、原著を本屋大賞を取った時点で読んでいる。この映画は原著に忠実でありながら、映画らしい面白さも加わっている。
 配役がいい。主役の松田龍平、宮崎あおいもいいが、辞書編集部の面々がはまっている。特に、オダギリジョーと伊佐山ひろ子は見ていて、実に楽しい。

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