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2012/12/08

私とは何か②

Images8 平野啓一郎さん(写真)は、「分人」という考え方を駆使して、自分と他者や、愛と死などについて考察していく。
*好きな分人が一つでも二つでもあれば、そこを足場に生きていけばいい。
*自分を愛するためには、他者の存在が不可欠だという、その逆説こそが、分人主義の自己肯定の最も重要な点である。……好きな分人が一つずつ増えていくなら、私たちは、その分、自分に肯定的になれる。
*愛とは、「その人といるときの自分の分人が好き」という状態のことである。他者を経由した自己肯定の状態である。
*愛とは、相手の存在が、あなた自身を愛させてくれることである。そして、同時に、あなたの存在によって、相手が自らを愛せるようになることである。
*個人は、人間を個々に分断する単位であり、個人主義はその思想である。分人は、人間を個々に分断させない単位であり、分人主義はその思想である。…単位を小さくすることによって、きめ細やかな人との繋がりを発見させる思想である。
*私たちは、一人一人の内部を通じて、対立するコミュニティに融和をもたらし得る。右のコミュニティにも左のコミュニティに参加している人は、右のコミュニティでの分人に左のコミュニティでの分人が染み出してくる。…むろん、その逆もある。

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