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2012/10/08

中学生までに読んでおきたい哲学(人間をみがく)④

Images47 日本の社会についてのことなどを中心にいくつか面白い文章に出会った。
 茨木のり子「一本の茎の上に」
*日本人の顔、顔、顔が(日本人が単一民族であるということを)大いに裏切っている。
 堀田善衛「世界・世の中・世間」
*(外国からの)帰りの飛行機に乗り込むと、途端に大酒を飲み出して大声を張り上げての自慢話などを始めてしまう。それは空疎なことであって、何の蓄積もその人にもたらさないであろう。1回その自慢話をしてしまえば、それでその経験は一過性のものとして空に散ってしまうであろう。それでは、世界は世の中にも世間にもならず、それは人生にすらなってくれない。
 丸山眞男(写真の人)「「である」ことと「する」こと」
*政治や経済の制度と活動には、学問や芸術の創造活動の源泉としての「古典」にあたるようなものはありません。せいぜい「先例」と「過去の教訓」があるだけである。政治はどこまでも「果実」によって判定されなければなりません。
*文化的な精神活動では休止とは必ずしも怠惰ではない。…この世界では瞑想や静閑がむかしから尊ばれてきたのには、それだけの根拠があります。…文化的創造にとっては、ただ前へ前へ進むとか、不断に忙しく働いているということよりも、価値の蓄積ということが何よりも大事だからです。

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