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2012/08/15

古代ローマ三賢人の言葉

Images6 三賢人とは、キケロ、セネカ、アウレリウスのことである。
 印象に残った文章を掲げてみる。
◎キケロ(前106~前43) 「老年について」から
*老人も、「人生の閉幕寸前」という時期に、無理をして舞台に登場することはない。閉幕までの残された時間を、若手俳優たちの演技を袖から見物するベテラン俳優のように、気楽に眺めていれば、それでよい。
*年をとると、競争心が衰える。闘争心や敵愾心も薄れる。そうなったとき、人は自分だけの内面世界に潜み、孤高の境地に入ることができる。他人と自分を比較せず、自分だけの世界をじっくり探求できるのだ。
*同志になれるのは、相手と自分が「同じ種類の人間」だからだ。「志が同じだから同志になれた」のではない。二人とも、もともと、「同じ志を持つ種類」の人間だったから、同志になれたのだ。
*老人は、老いた今日まで行き続けられた「幸運な人」なのだ。運よく老齢に達することのできた幸いを、老人は知るべきだ。
◎セネカ(前4頃~65) 「Lへの手紙」から
*今の苦痛をより大きくするのは、「明日もきっと苦しいのだろう」と、その苦痛が続くことを恐れる想像力である。だから、今の苦痛は、嘆き悲しみさえしなければ、そのうち自然と軽減する。
◎アウレリウス(121~180) 「自省録」から
*どんなに晴れやかで立派な場所に立ち、どんなに多くの人に注目されたとしても、ごく普通の路地で、ごく普通の人と話をするように語るのがいい。
*あなたの魂が傷ついたのは、他人に背を向け、他人を傷つけたからだ。
*仲間がもつ、もろもろの美徳。そして、それらが合わさって一つの力となることほど、あなたを喜ばすものはない。
*どんな立派な劇場でも、いつも同じ演目がかかっていれば、みんな飽きて、足を運ばなくなる。人の日常生活も同じである。

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