« パスカル パンセ | トップページ | ネオ・プラグマティズムとは何か② »

2012/08/22

ネオ・プラグマティズムとは何か①

Images12 岡本裕一朗著、副題が「ポスト分析哲学の展開」、ナカニシヤ出版の本である。
 ネオ・プラグマティズムは、私のざっくりとしたイメージでは、分析哲学の後ということとポストモダン思想の後というものである。
 分析哲学の、あまりにも細かく精緻な論理展開では、実際上の生きるための総合的な力にならない。ポストモダン思想の、あまりにも否定的で、相対的な視点では、これまた未来を切り開いていく力にならない。
 この2つの行き詰まりから、ネオ・プラグマティズムヘの期待が生まれてきたように思われる。まさに、現実的で、かつ総合的なオプティミズムな哲学・思想が求められているのである。
 私も同様な感覚を持っているので、ネオ・プラグマティズムに強い関心を持っているとともに、期待もしているのである。

 岡本さんはこの本の基本的な視点を3つ述べている。
①ネオ・プラグマティズムは固定した学派を指すのではなく、あくまでも運動として理解する。
②ネオ・プラグマティズムはプラグマティズムの復活であるとともに、分析哲学の後続形態である。(ポスト分析哲学)
③ネオ・プラグマティズムは哲学史や同時代の思想と積極的に対話しているので、幅広い視野と複雑な文脈を理解しなくてはならない。
 この本の根本的な関心は、「ネオ・プラグマティズムを現代の主導的な思想として捉え、その射程を測定すること」と述べている。

|

« パスカル パンセ | トップページ | ネオ・プラグマティズムとは何か② »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ネオ・プラグマティズムとは何か①:

« パスカル パンセ | トップページ | ネオ・プラグマティズムとは何か② »