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2012/06/30

続・悩む力 ①

Images36 「悩む力」に引き続き、「続・悩む力」(姜尚中著、集英社新書)を読んだ。
 私も悩む人(ホモ・パティエンス)である。だからといって、特に偉いわけではないが。
 この本は、夏目漱石をかなり参照しているので、漱石ファンの私にとっては楽しいことであった。
 以下、印象に残ったところ。
*お金、愛情(家庭)、健康、老後等が一定のレベルで維持し続けられること。これを平凡というならば、それは現代ではかなりハイレベルな平凡というべきである。
*近代人は、個人意識の高まりから、自意識過剰、孤立化などが生じる。そのために、それぞれが内面的には妄想肥大となり、対人的には疑心暗鬼となり、神経をすり減らしていくことになる。
*家庭というものが、いつしか「かすがい」をもたない2つの個体が神経戦的バトルを繰り広げる、畳のリングになってしまった。
*人との競争に勝つことよりも「自分の世界」で自分らしく生きるほうがよっぽどカッコいい。ベスト・ワンよりオンリー・ワンの生き方である。……その通りであるが、これもなかなか難しい。
*人生に何らかの意味を見出せるかどうかは、その人が心から信じられるものをもてるかどうかという一点にかかわっている。
*人生というのは「自分の世界」だけでは決して完成しないようにできている。
*他人と「まじめ」に共鳴する、この「まじめ」ということが重要である。

 これらを自分に当てはめてみると、まずは、自分のささやかな欲望(自分の好きなこと、自分のしたいこと)を、素直に気負わずに(他人と比較することなく)実行していくことが、オンリー・ワンへの道だと思う。また、家族を中心にした他人との関係を大切にしていきたいと思う。

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