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2012/05/19

舟を編む

Images9 国語辞書を編纂する人たちの苦労を描いた、2012年本屋大賞第一位の作品である。
 編集室には主人公の馬締(まじめ)、同期の西岡(後に岸辺に代わる)、松本先生、定年になった荒木、事務の佐々木らがいる。そして、やがて馬締の妻となる香具矢が登場する。
 辞書作りという、言わば執着型の仕事は苦労が多いと思うが、反面うらやましいところもある。その一途さには感動するし、やりがいがあると思われる。やはり仕事に打ち込める人は幸せである。
 辞書作りの話だけに、言葉にまつわる薀蓄が多彩である。これがこの本の魅力になっている。
 これらを散りばめながら、挫折を含んだ長い年月を経て、辞書が完成するまでを描いている。完成後はすぐにその辞書の改訂作業に入っていく……。これには深く感動する。
 作者の三浦しをんさんは35歳の女性作家である。味のある人間描写が随所に見られ、感心させられる。

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