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2012/05/28

はじける知恵 ①

Images17 「中学生までに読んでおきたい哲学」シリーズの第8巻目である。(あすなろ書房)
 タイトルから想像できるが、あまりまとまりのある巻ではない。
 高嶺秀子「文章修行」は著者のキャラクターが滲み出ているような文章で好感を持った。
 茨木のり子「美しい言葉とは」では、美しい言葉として最も大切に思われることが3点挙げられている。①その人なりの発見を持っている。②正確な言葉である。③体験を組織化している。……(私なりにまとめると)自らの体験から得た発見を正確な言葉で表現している、これが美しい言葉である。
井上ひさし「パロディ思案」:パロディを武器とする者は、決して時めいていてはならない。いつも<卑小なもの>でいなくてはならない。
日高敏隆「「なぜ」をあたため続けよう」:東大の理学部に入ったら、「なぜ」を問うてはいけないといわれた。…「なぜ」を問うことはカミサマが出てくる話になってしまう。How(どのように)は聞いてよいが、Why(なぜ)を聞いてはいけないといわれた。…そのことを疑問に思った。
戸井田道三「おいしい仔犬」:「かわいい」を「おいしい」と表現したことを見て、感覚を表現するときに間違えるのは「五感がひとりの身体に統一されているから」と考えた。

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