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2012/03/27

フッサール『現象学の理念』

Images40 竹田青嗣さんの完全解読シリーズ第4弾である。(講談社選書メチエ)
 確かに、現代においては、現象学はポストモダン思想や分析哲学に対置するものである。これら現代哲学・思想からの現象学に対する批判は厳しい。
 その批判は、現象学は厳密論理主義、基礎づけ主義であり、したがってそれは方法的原理主義(ドグマ主義)、客観認識主義、さらに形而上学であるというものである。
 しかし、それは大いなる誤解から生じているというのが、長年にわたる竹田さんの主張である。
 フッサール現象学は、独断主義に対する相対主義的な対抗(これはポストモダン的である)を、さらに本質的な形へと推し進めたものである、というのが竹田さんの主張だ。
 フッサール『現象学の理念』で述べられているのは次のようなことである。
 新しい認識論(現象学)は、どのようにこれまでの「主観ー客観」図式を克服するのか。また、なぜそれが同時に「相対主義=懐疑主義」を終焉させるのか。そして、現象学的還元の方法の核心がどのような方法に基づき、なぜそれがこれまでの認識論の歴史の中で、最も本質的な認識論と言えるのか。

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