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2011/03/27

生きる意味

7ns_31481819 上田紀行さんの2005年の本である。(岩波新書)
 構造改革、リーマンショックを始めとした世界不況、政権交代、そして今回の大震災……と経験してきて、この本の主張は検証されてきており、価値あるものになっている。素晴らしい。
 根底に、「生命尊重」があり、「自己尊重」「自己信頼」を大切にしているところに共感する。
 印象に残ったところ。
*(今の日本の)システムは、日本の伝統的な「世間体」や「恥」のシステムに、近代の効率性のパラダイムが重層的に積み重なったシステムだ。
*「構造改革」後の社会は、「競争」と「評価」が軸になる社会である。
*数字信仰からQOL(クオリティー・オブ・ライフ)へ
*(数字信仰の)「曖昧さがなく、分かりやすい」ことによって、犠牲になっていることがある。それは「人と人との間のコミュニケーション」だ。そして、「世界が多様なものであること」の感覚である。
*(学問とは)世界の中で「愛」する対象とつながること。
*いま真に求められているのは、生きることの創造性、「内的成長」の豊かさなのである。
*「いやあ、このごろは悩みが襲ってくると、あっ、また人生の転機が訪れるんだなとワクワクするんですよ」と言う人がいるが、そういう人が人生の「達人」なのだろう。
*苦悩すべきときに苦悩することがむしろ真の癒しにつながる。
*「内的成長」が私たちの感性、感受性の成長でもある。

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