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2010/11/30

ドストエフスキーの言葉

Imagesji_2 ドストエフスキーの文学には、善と悪、秩序と混乱(デタラメ)が混在している。
 これらが多くの人たちに散りばめられている。また、一人の人の中に散りばめられている。
 これこそ人間だ。どちらも豊かに表現できるのがドストエフスキーだ。
 亀山郁夫さんは言う。「ドストエフスキーは、一人ひとりの登場人物に独立した声を与え、彼らの傍らに寄りそい、リアルタイムで喜び、ともに苦しもうとした。……ドストエフスキーとは、苦しみのなかにも、生命のきらめきを発見できる稀有な作家だった。」
 ドストエフスキーの言葉の内、印象に残ったもの。
*この地上に生きとし生けるものは、なによりもまずその生を愛さなければならない。
*抽象的に人類を愛するということは、ほとんど例外なく自分だけを愛するということになるものです。
*(幸福とは)ただ生き方一つにあるのだ。…絶え間なき、永遠につづくその発見の過程にあるのであり、発見そのものにあるのでは決してないのだ。
*人間が不幸なのは、自分が幸福であることを知らないからだ。ただそれだけの理由である。
*ある人はまだ母の胎内にいるうちに運命の鴉に幸運を告げ知らされ、またある人は養育院でこの世の第一歩を踏み出すというのは、これはいったいなぜでしょうか。
*人生の現実は抽象的思索のあらゆる結論…巧妙にして精緻をきわめた結論に比べても、無限と思われるほど多種多様であって、正確にこれを大別することは許されない。

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