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2010/08/14

世界史の構造②

Imagescas06z17_2 「世界史の構造」(柄谷行人著・岩波書店)の第4部「現在と未来」である。
 資本=ネーション=国家を乗り越える展望は何か。
 カントにならって、世界共和国=諸国家連邦を提示する。だから、当面は国連に期待する。
 「国連を新たな世界システムにするためには、各国における国家と資本への対抗運動が不可欠である。各国の変化のみが国連を変えるのである。と同時に、逆のことがいえる。国連の改革こそが、各国の対抗運動の連合を可能にする、と」
 世界共和国=諸国家連邦は、理念的には交換様式A(互酬=贈与と返礼)を高次元で回復して、交換様式Dにしていくことである。
 この互酬=贈与と返礼は氏族社会では可能でも、国家間で高次元化していくというのは、少々楽観的、抽象的な感は否めない。現在のところは理想論として捉えていきたい。

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