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2010/07/31

人間にとって科学とは何か

Images_2 村上陽一郎著(新潮選書)である。
 科学は哲学から生まれた。しかし、科学が発展した現代、逆に「科学哲学」なんて言い方もされている。
 私は科学者ではない。科学のクライアント側である。その私が納得するような言い方の本である。
 科学の純粋な知的好奇心、知的探求を肯定しつつも、科学(特に自然科学)だけでは対応できないことがたくさん生じてきたと見る。科学者だけでは限界だから、多くの人が持っている「常識」を参加させる必要があると説く。同感である。
 共感する言い回し。
*科学化された社会に「公共的課題」というべきものが生まれてくる。
*Act of God (不可抗力)であったようなものがリスクに変わる。つまり科学技術が進歩すればするほどリスクは増大する。(科学技術で対応できそうなことが増えるからこそリスクとして見てしまう。)
*これからはネオタイプの科学研究のクライアントは行政や産業だけじゃなくて、一般の普通の生活者である市民になって、とくに地域の問題に関わってくる。

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