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2010/04/28

1Q84 3

7ns_r0457352 時間が前後する。現実と仮想が前後する。単調な反復と劇的な展開が前後する。
 仮想(ヴァーチャル)や夢から現実への移行がこの第3巻では行われる。それは妊娠、父の死などを経て、10歳から30歳まで続いていた2人の力強い愛(純愛と言っていい!)によって実現される。
 第3巻目は話を折りたたみすぎ、折り合いを付けすぎ、まとまりを付け過ぎ、といった批判はあるかもしれない。しかしながら、私はその愛や生きる力の強さには素直に感動する。
 今回クローズアップされた「牛河」、そして従来からの「青豆」と「天吾」、この3人の身体性・肉体性がこの第3巻ではかなり感じられた。3人の肉体の特異性が生々しく伝わってきた。これは第3巻の特色と言っていい。

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