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2010/03/01

火の鳥 太陽編

A2fd7ae05a8267a4 日本古代の最大の内乱、壬申の乱(672年)を描いている。
 壬申の乱は天智天皇亡き後、その子どもの大友皇子と天智天皇の弟の大海人皇子との争いである。反乱を起こした側の大海人皇子の方が勝利し、天武天皇になるという珍しい結果になった。
 これを手塚治虫は宗教的対立を主たる理由にして描いた。これは定説とは若干異なるかもしれないが、面白い見方である。それまでの日本の信仰、どちらかというと自然崇拝的な信仰と、その当時としては新しく輸入された仏教との対立ということである。
 このような宗教的対立は未来においても続くだろうという見方を手塚はしている。そして、未来の、日の当たる地上の世界と日の当たらない地下の世界との宗教的対立も描いている。
 そして、この過去と未来の世界が繋がっている、時空を越えて関連してるものとして描いているところが手塚のすごいところだと思う。
 古代日本の古い神々、自然そのものの神々、例えば古代の狗族(犬族)などは神秘的かつ魅力的な存在であり、それらも実にうまく描いている。

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