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2010/02/27

火の鳥 復活編 望郷編

264b346403f058e6Images 復活編にもいくつかのテーマがある。
 ロボットとは何だ?人間とロボットの違いは何か?外から見たら違いは分からないのではないか?ロボットに心はあるのか?
 手塚治虫はロボットを人間と同等に見ていた。鉄腕アトムに象徴されるように。外見の違いを越えてである。それはこの復活編に登場するロビタやチヒロを見ても分かる。
 人間は機械や臓器移植などによってどこまで生き延びることができるのか。それらによって生きることの意味は何なのか。死なないで生き続ける意味はあるのか。生命倫理的な話まで及んでくる。
 望郷編の方は30世紀くらいの話である。
 宇宙には人間が容易には想像がつかないような星があるのではないか。無機的で泥のような生物がいる星や星全体が食虫草のように獲物を狙っている星など。これら人間の想像の限界を追求するような星の創造は、SFの世界では流行っていた時期がある。
 復活編、望郷編、どちらも遥か未来の話である。どちらも悲しみがいっぱい詰まっている。多分、未来も手塚の見方が当たっているのだろう。
 しかしながら、未来は不確かである。その点、過去はどっしりしている感じはある。しかし、これも解釈によっては変化する。過去と未来にはさまれた現在とは何か。現在だけが確かなものだ、現在しかないという言い方もある。

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