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2009/12/28

悲しみは空の彼方へ

B5daf73cd3d9c01c 母と娘の葛藤は必ずある。娘は母親を受け入れられないところがある。父と息子との間の葛藤も同様と言える。普遍的なテーマだからこそ、この映画は長く生命を保っているのだろう。
 この映画は母と娘の関係を2組描いている。どちらも父親のいない母子家庭である。その2組がうまく絡んでいて、厚みのある脚本だ。
 ただし、その1組はアメリカの黒人差別問題が背景にあるからたいへん重い。黒人の母親と白人とのハーフである娘、娘は黒人の血を受け入れることができない。
 今から50年前、1959年のアメリカであるから、黒人の母はあまりに辛い。黒人は現世は苦しみや不幸のみ、天国で初めて喜びや幸福が待っている。だから、葬式は盛大にやる。これがあまりにも可哀想であり、涙を誘う。 しかし、これはひど過ぎる。黒人に対する社会的差別は明らかだからだ。娘の方が出生について、憤りを感じるのも肯ける。このように黒人差別が固い社会環境になっていたこの時代にはやりきれなさを感じる。
 いずれにしても、親にはやはり親が生きている間に感謝の気持ちを伝えたい。後悔をしないためにも。
 雑誌「ブルータス」で泣ける映画特集があり、ベスト3に入っていたので見たが、実際泣けた。

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