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2009/08/02

はじめての言語ゲーム

7andy_32280397 「はじめての構造主義」の著者である橋爪大三郎さんがヴィトゲンシュタインの言語ゲームを分かりやすく解説した本である。
 橋爪さんは、言語ゲームを「規則(ルール)に従った、人びとのふるまい」と定義する。
 ふるまいとは言語を含む人間の活動であり、できごとであるから、外から観察できる。だから、これは明確な対象であり、実証的に研究できる、と言う。
 人間は規則(ルール)を全て意識できないし、全てを意識しようとはしない。それでもルールに従ったことができてしまう。これが人間の、そしてこの世界の基本的事実である。
 言語を含むふるまいの一致によって、人間はこの世界の事物と結びついているという確信を持つ。また、自分が世界に開かれているという確信を持つ。
 我々は既に意味や価値を持った世界に産み落とされる。我々は言語を学ぶことによって、それらを理解し、そこに参加していく。 そして、そこにわずかでも意味や価値を付け加えていく。それが生きるということだ。
 ルールという言い方をしているのは、それが少しずつでも変わっていくということを含意している。革命のようなものがなくても、それは漸進的に変わっていく。また、新しいものにわずかずつでも変えていくことができるということである。新しい言語ゲームに変え、生きていくことができるということである。

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