中山竜一さんのこのテキストは、「法の自立性」と「言語論的転回」の2つをキーワードにしている。
言語論的転回とは、哲学・思想上における、それまでの意識や観念の反省から言語そのものの分析への転回である。
第1章 ケルゼン:法の自立性をめぐって、純粋法学
第2章 ハート:法理論における言語論的転回
第3章 ドゥオーキン:解釈的アプローチ
第4章 ポストモダン法学~批判法学、システム理論
他に、補論などで以下が取り上げられる。
ロールズ:正義論
デリダ:脱構築と正義
教科書らしい、丁寧でしっかりした記述である。
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