« ラーメン09年7月 | トップページ | 葉隠・武士道 »

2009/07/31

カント 信じるための哲学

7andy_32270269 カントは私のあこがれの哲学者である。
 一人で世界と対置できている。静かな生活の中で。哲学者の一つの典型のイメージが浮かぶ。
 ケーニヒスベルク近辺から外へ出た経験がないにもかかわらず、18世紀後半、多分、最も世界と人間を知っていた人物である。
 自分の意識・主観が信じられる。明晰で確固とした主観がある。そのようなカント、そしてその時代も幸せだった。
 この石川輝吉さんの本は今まで読んだカントに関する本では最も分かりやすいし、重要点を押さえているので、とても共感した。

 だれも真理の立場に立つことはできない。
 <ひとそれぞれ>の主観を足場にする。
 <ひとそれぞれ>の主観の中から<普遍的なもの>を取り出す。
 この<普遍的なもの>は絶対的な真理を言い渡すものではない。

 この最後にまとめられたテーゼが繰り返し示される。現代人の宿命的な立場である。
 そして、他者との関係の重要性も併せて強調される。

|

« ラーメン09年7月 | トップページ | 葉隠・武士道 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: カント 信じるための哲学:

« ラーメン09年7月 | トップページ | 葉隠・武士道 »