じみへん倫理教室
高校の「倫理」は好きだった。(少数派であった。)
倫理と言わずに、「哲学」とくらい言ってもいいと思う。因みにフランスでは高校レベルでも哲学という科目らしいが。
高校生は人生経験が少ない。親元にいて、扶養されている。経験しないと、自立しないと分からないことも多いから、これは弱点である。しかし、この感受性の強さ、柔軟な思考などの強みもたくさんある。
中崎タツヤ氏の傑作漫画「じみへん」を題材に高校教師の南部ヤスヒロさんが書いた哲学エッセイである。
印象に残ったところ。
*人生という旅は、どんな乗り物を選ぶかじゃなく、いかに旅そのものを楽しめるか?
*「あなたが繰り返しやること、それがあなたそのもの」と言った古代ギリシア哲学者のアリストテレス。
*構造主義の気に入っている考え方。自分の意志、自我なんぞに信頼を寄せていない点。……うまくいかなかったときに自分以外(枠組み)のせいにすることも一つのうまい逃げ道である。
*いかなる人間もその存在は対等である。(平等ということではない。)……結局みんな仲良く生きろっつうことだわ。
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