« 森光子 | トップページ | 単純な脳、複雑な「私」 »

2009/05/21

ミルク

20090119020fl00020viewrsz150x 連休前に見たものである。
 実在の人物「ミルク」をショーン・ペンが見事に演じて、アカデミー賞主演男優賞を獲得した作品である。
 アメリカの60年代の公民権運動の主役は黒人や女性である。同性愛者の権利についてはそれらより遅れて70年代になって、少しずつ認められていった。(そういえば、アメリカをよく訪問していたフーコーがエイズで亡くなったのは84年である。)
 この同性愛者の人権運動のカリスマ的存在になったのがミルクである。
 彼のスピーチには力がある。当時の世間の抵抗はとても強いのだが、そこを少しずつ打ち破っていく。
 しかし、この運動が全てきれいごととはいかない。人との愛憎関係は複雑で深刻である。ミルクの恋人の自殺も生じる。これらも丁寧に描いているから、この映画の評価は高いのだろう。
 日本ではこの同性愛についてはアメリカほど大きなムーブメントにならない。差別されていないから?少数者のままでいるから?

| |

« 森光子 | トップページ | 単純な脳、複雑な「私」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ミルク:

« 森光子 | トップページ | 単純な脳、複雑な「私」 »