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2009/05/06

ヘーゲルと現代思想の臨界

7andy_32219023 岡本裕一朗著のこの厚い本を連休中に読みきれたのは良かった。
 ヘーゲルの肝(きも)については、私は竹田青嗣・西研のいくつかの本から学んでいた。それは、「表現活動」へ向かうという、私の生き方にも影響を与えてくれた。
 それに対して、この本はヘーゲルと現代のアクチュアルな問題を包括的に結び付けてくれる本であり、改めてたいへん勉強になった。研究者向けの細かい議論ではなく分かりやすく、それでいて水準は低くない好著である。
 改めて、我々はまだ近代の中で格闘している、ヘーゲルを乗り越えていない、と感じた。好むと好まざるとに関わらず、我々は近代の中に生きているのである。
 一方、私は近代しか実感できないということも言える。日本で言えば、明治以降の論理や生活実感はある程度分かるが、江戸時代とそれ以前については的外れな勝手な想像をしているとしか思えない。

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