« ラーメン09年4月~5月 | トップページ | ヘーゲルと現代思想の臨界 »

2009/05/05

比較しない

6e91bd8ab564a9d996cf6320016f9ede 多くの幸福論によく登場することとして、「他人と比較しない」ということがある。
 これは、まずは他人にあって自分にはないものに、いたずらにとらわれて落ち込まないということである。自分の欠点や不足している面にばかり目がいってしまうと不幸になる。これは自分一人だけでなく、自分の家族や自分の職場に対しても同じである。
 このことは自分にないものよりも自分にあるものに注目しなさいということである。ただし、これは自分にはあって、他人にはないことを自慢するということではない。この自慢するというのも、先ほどの自分にないものに対して落ち込むというのと裏腹の関係であり、要は過度に比較する心持ちから来ている。
 自分にあるものに注目するとは、いま、ここにあること、存在していること、比較などを超えたところに存在しているということに注目するということである。この存在しているということに驚くとともに味わうということである。自分の存在や家族の存在、職場の存在、地域の存在等々に対してである。
 これらのことに関連して最近感心したフレーズ。「人は往々にして、自らが幸せになろうと努力しているのではなくて、他人から自分が幸せに見えるように努力している。」 地位、名誉、金など、世間一般の価値尺度にばかり振り回されていないで、自分らしい生き方をしなさい、と言っているようである。

|

« ラーメン09年4月~5月 | トップページ | ヘーゲルと現代思想の臨界 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 比較しない:

« ラーメン09年4月~5月 | トップページ | ヘーゲルと現代思想の臨界 »