« 日本語が亡びるとき | トップページ | 私の好きな格言 »

2008/12/18

トウキョウソナタ

20080429004fl00004viewrsz150x 家族映画としては異色だと思うが、家族の再生の物語である。
 家族はそれぞれがバラバラになり、追い込まれてしまう、そして、どこまでも壊れていくことがある。それが頂点に達して崩壊してしまう家族もある。事件があった後、時を経て再生する家族もある。
 この映画の最後はちょっと劇的過ぎる面があるが、静かなる家族再生の象徴の場面は一緒に食卓を囲む時である。
 この映画ほど激しい変化はないにしても、家族の崩壊と再生の経験は多くの人が持っており、共感できるのである。
 父親役の香川照之は「北の零年」「ゆれる」「キサラギ」と見てきているが、大した役者である。小泉今日子も中年の母親役をやるようになったというのは私には感慨深いが、アップでも耐えられる、いい演技をしている。
 黒沢清監督は「CURE」の時にあまりにも恐くて、少々敬遠していたが、この映画は緊張感も維持していて、面白い映画を作った。

|

« 日本語が亡びるとき | トップページ | 私の好きな格言 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: トウキョウソナタ:

« 日本語が亡びるとき | トップページ | 私の好きな格言 »