« 私の父が亡くなって20年 | トップページ | 声帯の炎症 »

2006/01/15

不安からの出発

05-12-08_19-50 私は「不安」から様々なことを考えているような気がしている。
 人間関係がうまくやっていけるかどうかの不安、社会的に受け入れてくれるかどうかの不安、全般的に生きていくことへの不安(これらは死への不安に繋がっている)……、これらの不安が出発点になっているようである。
 そこから私は宗教、心理学、哲学等への関心が広がっていく。
 私が不安を原点にせざるを得ないのは、気が弱い、小心などの性格的なものもある。それとともにハイデガーを出すまでもなく、現代人は不安を基底に抱えざるを得ない状況に置かれているとも言える。
 ギリシア哲学は「驚き」から出発したと言われている。それに対して私は不安や日本的な「情」から出発している。だから西洋哲学の典型のように論理的でドライな展開だけではやっていけない。どうしても情に流されやすくウエットなものになってしまう。それは中途半端で、人生論風な哲学になってしまうということである。(私の限界として、今はこれでもいいかなぁとも思っている。)
 もう一つ。不安は「欲望」の裏返しという捉え方である。よりよく生きたいという欲望が主たる側面であり、その欲望があるから不安が生じる。そして、その欲望をなくすのではなく、生きる欲望をうまく発現させ、欲望に素直に乗っていくことが大切である。これを私は森田精神療法から学んだ。
 だから自らのささやかな欲望に従い、小さな幸せを求めていく、このような幸福論にも私が関心を持つのである。

|

« 私の父が亡くなって20年 | トップページ | 声帯の炎症 »

コメント

人生論、幸福論読ませて頂きました。
良かったら、心理のブログはじめました・・
遊びに来てください!!

投稿: パーパスアイ | 2006/01/15 午後 04時37分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 不安からの出発:

« 私の父が亡くなって20年 | トップページ | 声帯の炎症 »