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2005/07/11

コンプレックス

395290984 こちらが発した言葉にものすごく怒ったり、あるいはものすごく落ち込んだりする人がいる。周囲から見ると理屈に合わない、理解できない怒りだったりする。
 これはその人のコンプレックスに触れてしまった場合もある。コンプレックスとは劣等感と訳されることもあるが、もっと広く劣等感も含んだ複合感情である。内面に葛藤があり、決定やコントロールができない状態である。外からは分かりずらいが、本人はかなり悩んでいる場合もある。建設的な何かを生み出すような迷いでないから、よけいに苦しいのである。
 コンプレックスは心の中の固まりのようなものであり、そう簡単に崩せない。人それぞれ異なる固有のものである。その人の人生史の中で固まってきたものであり、このような見方を深めたのがユングの業績である。
  ところで我々は他人の中にコンプレックスを見出した時には、世間一般の知恵として、それにはなるべく触れないように距離を置いてその人と付き合おうとする。専門家でない限り、そのコンプレックスを簡単にはほぐすことができないからである。これは半ば致し方ないことであり、お互いのコンプレックスを増長させるような行動(具体的にはしこりの残るような大喧嘩をするなど)よりは賢明かもしれない。
 コンプレックスというのは自分の中にもあるということは多くの人が認めることであり、自らのコンプレックスとどう付き合うかが幸福になるかどうかに大いに関係があると私は考えている。
 

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