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2005/05/23

サライ「夏目漱石」特集

cover05_11_m 大人向けの雑誌「サライ」6月2日号で夏目漱石が特集されていた。
 小説などの作品というより、漱石の人物像に迫る内容である。
 第1部は2500通に及ぶ漱石の手紙に注目し、第2部は漱石の好きだったもの、特に食べ物を取り上げ、第3部は作品の舞台及び漱石が暮らした土地を紹介する。
 これらを見ていると、漱石がものすごい才人であり、多彩な面を持っていたことがよくわかる。それでいて、器用貧乏にならず、西洋と日本、自我、近代といった大きなテーマとも悩みながら格闘し続けたのが漱石の魅力である。
 サライでは、きれいな写真がたくさん使われていて、見ているだけで楽しい。取材も丹念であり、手紙・嗜好品・土地の分類の仕方も妥当であり、さらに解説文もくどくなくてよい。現代の雑誌だからこそできたことであろう。
 リタイア後の高年者に漱石ブームといった話題も載っていた。中・高年者は買っておいてもよいと思った。

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