2020/10/23

TENET

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よく分からなかった。

面白味もあまり感じなかった。

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2020/10/22

ツバキ文具店~鎌倉代筆屋物語~

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多部未華子がいい。

脇役たちも愛すべき人たちである。高橋克典、上地雄輔、片瀬那奈、江波杏子、奥田瑛二、倍賞美津子、それぞれが魅力的である。

「手紙」という方法・手段の良さを改めて感じる。

おばあさんに当たる先代の死が大きな意味を持っている。

失われたものを愛おしみながらも、今あるものを大切に育てていく。

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2020/10/07

明暗

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漱石はやはりすごい!(再読してそう思う)

それまでの作品とは異なる。

人物造形、心理描写が半端ない。そのポリフォニーが素晴らしい。完成していたら世界文学になっていたのではないか。

女性の描写が苦手ではないかと言われていた漱石がこの作品では多彩な女性を登場させている。

主要人物である、お延、吉川夫人、お秀はもちろんキャラが立っているが、それだけでなく、おばさんたち(朝、住)や住の娘である継子、そして主要女性3人に対比するように置かれる、純で、鷹揚な清子に至るまで、それぞれの人物が目の前にいるように描かれる。特に、お延が私には現代的な女性に通ずるようにも受け止められた。

小林のような鬱屈した人物を作り出したのもお見事!(そうか!……ドストエフスキーに繋がるものを感じた。)

結婚、夫婦というものが描かれる。津田由雄とお延の関係は今に通ずるものだ。そこには夫婦間のだまし合い、嘘をかさねていくということも含んだ緊張関係が存在している。

また、近代においては「金」の問題は外せない。この金については漱石はかなり意識しており、この小説でもストーリー展開上、重要な役割を果たしている。

会話・対話というものが重視され、それによって心がダイナミックに動いていく。この心の揺れや変化を漱石は超一流の腕で丹念に描いていく。

焦らしを入れたり、ねちっこく細かく描いたり、それでいてあくまでも写実的に表現していく、まさに漱石らしいなぁ。(このあたりで、好みも分かれるのだろう。)

未完に終わったこの作品。漱石の頭の中にはそれなりの構想があったと思われる。残念ではあるが……。

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2020/10/03

すぐ死ぬんだから

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内館牧子さん原作らしく、問題が次から次へと投げかけられる。

それらは当然に完璧には納得いく解決は無理なのだが、何とか折り合いをつけていく。

人生とは所詮そういったものだよと言っているようである。

「死後離婚」ということも、一つの選択肢として提示される。

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2020/09/28

半沢直樹

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半沢直樹ロスだなぁ。

役者たち(特に歌舞伎役者たち)の大仰な演技が面白かった!!

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2020/09/22

ビッグフィッシュ

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全てがホラ話ではない。

全てが事実の話でもない。

事実と作り話の境界はあいまいである。

だから、人生の物語は面白い。

父と息子の関係を描いた映画でもある。

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2020/09/21

パヴァロッティ 太陽のテノール

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パヴァロッティの歌声は超魅力的!

「寝てはならぬ」は最高だ。

あの人なつこっさは人気の理由のひとつだ。

彼を取り巻く何人かのインタビューによって、彼の人生が浮かび上がってくる。

ロン・ハワード監督の手腕が冴えている。

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2020/09/19

三歩一 一誠 一笑

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たまたま店名に「一」が付くお店3軒に連続して訪問した。

左写真:高田馬場東側「自家製麺 鶏そば 三歩一」鶏そば 8月28日 久しぶりということもあるが、とてもおいしかった。あっさり系の鶏そば。スープがとてもうまい!すっきりとした食べ心地だ。

中写真:高田馬場西側「らーめん麺友 一誠」皮付きあっさりらーめん 9月2日 続けて再訪。あっさり系の穏やかな味。店主夫婦の雰囲気はいい。

右写真:南阿佐ヶ谷「麺処 一笑」らーめん プレーン 9月17日 久しぶりの再訪。やはりうまいとんこつだ!野菜が別盛りで大盛りなのはうれしい。昼は行列店だった。

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2020/09/18

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展

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全61作品と数は少ないが、全て日本初公開である。

多くの作品から強いインパクトを受ける。

感動の連続である。

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2020/09/17

あまちゃん

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2013年NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」、156回+紅白特別編を見終わった。(延べ39時間だ!)

あまちゃんロスだ。寂しいなぁ。

地方(岩手・三陸)と東京が対比される。

アイドルという存在が注目される。

そして、祖母、母、娘という3代の女性の生き様が描かれる。

脇役たちが個性的で面白く、笑いに包まれていた。

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2020/09/15

野の医者は笑う ②

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印象に残ったところの続き

*ポストモダンの野の医者~天使がいるか、前世があるか、そんなことはどうでもいい。重要なのはマーケティングなのだ。経済が成り立つかどうか。

*私たちは今、軽薄でないと息苦しい時代に生きている。だから、軽薄なものが癒しになる。

*治癒は一つではないのだ。心の治療は、それぞれの治癒へと病者を導くのだ。

*治癒とはある生き方のことなのだ。心の治療は生き方を与える。そしてその生き方はひとつではない。

*心の治療とは、クライエントをそれぞれの治療法の価値観へと巻き込んでいく営みである。

*すべての心の治療が、生き方についての非常に強固な価値観をもっている。治療者とは、その価値観に深くコミットした人たちのことだからだ。

*野の医者が思考によって現実が変わることを目指すのに対して、臨床心理学は現実を現実として受け止め、生きていくことを目指す。

 

それでは、際物からあぶり出されるところの「臨床心理学」とは一体何なのだろう?(それについては、残念ながら別の本に譲るということになってしまうのだろう。)

特に、臨床心理学の経済的仕組みとの関係(マーケティング)は気になる。

東畑さんはこの学問的分野で一挙にドラゴンになってしまった?? なぜならば、スクールやセミナーなどの場が与えられ、この分野での多くのトカゲを生み出しているから。(少々皮肉っぽいか?)

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2020/09/14

野の医者は笑う ①

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『居るのはつらいよ』の東畑開人さんの2015年の本である。

副題は「心の治療とは何か?」である。(誠信書房)

『居るのはつらいよ』より前に書かれているが、同じ沖縄での経験が素材になっている。

オモシロ、オカシク、読める。臨床心理学を考えていく上での周縁領域、もっといえば、際物的な心の「野の医者」の話である。

印象に残ったところ。

*「潜在意識」には神が宿っている。(「無意識」の場合は、神がいないということが前提になっている。)

*だから、「潜在意識」という言葉が、野の医者と臨床心理学を分かつ分水嶺なのだ。彼らは潜在意識という言葉を使って、神が心の奥底に棲んでいるという思想を知らず知らずのうちに表現している。野の医者がよく言う「ありのままの私」「私らしい生き方」「本当の自分」とは、実は神様のように光り輝く自分のことだ。

*臨床心理学は宗教の末裔であると同時に、学問でもある。学問は常識が疑われ、地面がゆらゆらと不安定になったときこそ、逞しく成長することができる。

*野の医者~思い込みが真実ってノリですよね?

*仏教で言えば、浄土真宗だ。他力本願ならぬ、潜在意識本願である。

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2020/09/03

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取り立ててあまり言うことがない映画。

頭をあまり使わないで、映画の進行に感情を緩く委ねられる快感!

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2020/09/02

むかしも今も

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山本周五郎は「愚直さ」を尊ぶ。

見た目だけではない、口先だけではないものである。

実際的で、具体的な行為のある愛である。これこそ、「本当のもの」である。

女性には、女性特有のきめ細かさがある。そこを周五郎は優しく描いていて素晴らしい。

災害、病気、貧困などで、早く亡くなっていく人たちがいることも描いている。

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2020/08/31

柳橋物語

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久しぶりに小説で泣いた。

本当の愛が分かった時、その相手は既に亡くなっている。

(それまでは愛を誤って捉えていた。)

これには感涙せざるをえなかった。

真実の愛には、実際的で具体的な行いが伴うものだ。

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2020/08/29

蔭山 羅維伝 一誠

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遠出はなかなかできないので、近所の高田馬場のラーメン店を訪問している。

左写真:高田馬場東側「鶏白湯麺 蔭山」鶏白湯塩そば 7月9日 久しぶりに行って、とてもおいしかった。さすがである。

中写真:高田馬場西側「羅維伝」みそ 8月1日 時々食べたくなる。熱いスープが好きである。よかった。

右写真:高田馬場西側「麺友 一誠」背脂入りらーめん 8月19日 久しぶりに行って、おいしかった。コスパがいい。夫婦で長年やっている。さすがである。

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2020/08/26

赤い闇 スターリンの冷たい大地で

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真実を伝えること、主張すること。

それは大きな危険を伴うものであり、迫害されるということである。

スターリンの独裁、全体主義はたくさんの切り捨てを生み出し、人々に飢餓と寒さをもたらした。

それは今では広く知られていることだが……。

ジョージ・オーウェルの『動物農場』、「市民ケーン」のモデルとなった新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストも登場してくる。

これによって、この作品に広がりと厚みが増した。

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2020/08/21

MANGA都市TOKYO

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日本のマンガ、アニメ、ゲームには厚みがある、歴史がある。

そして、東京(YOKYO)という舞台には魅力がある。

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2020/08/16

特別展 きもの

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この展覧会を通して、よく小説などに出てくる〈きもの〉のことが少しだけ分かったような気がした。

今までは、昔の着物のイメージが持ちにくかった。

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2020/08/15

世界は贈与でできている

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副題は「資本主義の「すきま」を埋める倫理学」、著者の近内悠太さんは若手の哲学者であり、意欲的である。(ニューズピックス)

「贈与」は現代社会を捉えていく上で重要なキーワードになっている。

贈与に注目し、特に「受け取る」側にかなり光を当てて論じているのはユニークである。

贈与を組織化する(組織体を作る)ことは可能なのか?という問いは残る。

印象に残った文章を以下に掲げる。

*もし自分に「誕生日を祝ってあげる大切な人」「お祝いをさせてくれる人」がいなかったとしたら、もっと寂しい。

*「自分にできること」と「自分のやりたいこと」が一致しただけでは天職とは言えません。第三の「自分がやらなければならない、と気づくこと」という要素、つまり使命の直覚が発生しなければならない。

*発見は、変則性(アノマリー)に気付くこと、つまり自然が通常科学に共通したパラダイムから生ずる予測を破ることから始まる。

*(贈与は)市場経済を否定しない代わりに、祈りと想像力が要請される。……差出人の祈りなき贈与は「交換」となり、受取人の想像力なき贈与は気づかれることなくこの世界から零れ落ちていく。

*この世に生まれてきた意味は、与えることによって与えられる。いや、与えることによって、こちらが与えられてしまう。

*だから贈与は与え合うのではなく、受け取りあうものなのである。

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2020/08/14

草間彌生美術館

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新宿区の牛込・弁天町にある草間彌生美術館に初めて行ってみた。

草間彌生はフツーの人を超越したすごい人である。

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2020/08/13

復活の日

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細菌兵器MM-88により、南極にいた863人以外の人類は死滅した。

当初は「イタリア風邪」と呼ばれたこのウィルスにより、人類は短期間で滅亡へ向かった。

核戦争まで起こしてしまった。

小松左京原作の1980年の角川映画である。

実にスケール大きな映画を作ったなぁ。

多くの外国人俳優を使って、南極でロケするなんて!

バブリーな日本へ向かう時期に作っている。 

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2020/08/12

人生をしまう時間

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「在宅看取り」の映画であり、その上映会に参加した。

以下はその時の感想です。

他人事とは思えない映画でした。
私の母は96歳で、現在、認知症の病院に入院しています。
自分の老いもかなり気になります。
私にも一人娘がいることもあって、全盲の娘さん・広美さんとお父さんの看取りがとても印象に残りました。声がかわいくて、いじらしく介護してきた広美さんに看取られて、お父さんは幸せだったと思います。
でも、お父さんには全盲の娘を残していくことの心配も強くあったと思います。
この父娘はお互いによく話をして、とても深い絆で結ばれていたと思うがゆえに、私は涙が溢れてきました。
お父さんの床ずれのところを、よくはないのだが掻いてあげてしまう広美さん、広美さんがうどんを作ってあげて、それを食べるお父さん、お父さんの最期の下顎呼吸を触れて感じ続けている広美さん………。

他に、娘を癌で先に失くしてしまう母親の気持ちを思うと胸が痛みました。
82歳の夫が85歳の妻を介護する、このあたりも果たして他人事と言えるのでしょうか。

自宅で最期を迎えたいというのはどういうことでしょうか。

2人の医師とスタッフの方々はとても立派です。
監督の下村幸子さんがわざわざ来てくださったことにも感動しました。

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2020/08/11

ダウントン・アビー

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群像劇は面白い。

登場人物が絡み合い、同時進行で物語が進む。現実世界に近い感覚になる。

上(貴族たち)と下(使用人たち)では身分の違いがあるが、それぞれに人生がある。また、上と下は交錯する。

大きな時代の流れが背景にあり、それがこのドラマの魅力になっている。

1912年のタイタニック事件から始まり、最後の映画では1927年を描いている。

第一次世界大戦があり、スペイン風邪があり、世界恐慌が迫ってきている。

時代の変化とともに、人も変化していく。

新しい生き方をする若い世代が台頭してくる。

そこには貴族の没落ということがある。

貴族は一族を守るための相続という問題がとても大きいことが改めて分かる。

古い貴族の精神、それを見事に演じているマギー・スミスの存在感はすごい!

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2020/08/09

愛の不時着

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ラブストーリーとして楽しめる。

でも、朝鮮の南北問題がどうしても気になる。北朝鮮の描かれ方には興味がある。

南の財閥も私の関心事である。財閥の中での「強い女性」というのも描かれている。

北も南もテクノロジーによって、人は他人からかなり見られていることがわかる。

運命の人って、信じますか? 愛は国境を超えて、普遍だ。このあたりがこの作品のテーマにもなっている。

過激なセックスシーンがないのもいい。強い愛は、涙、涙、涙で表現されている。

ストーリーは、一つ一つ困難を切り抜けていくというものだが、偶然が重なり、最後の方は上の人が助けてくれる。勧善懲悪的な物語でもある。

俳優の見た目のキャラクターで大体が読み取れる。演技力といった感じではない。

ラストから、これからどうなるのだろう?

2人の間に子どもが生まれ、南北の懸け橋になったらいいなぁ。

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2020/08/07

モンローが死んだ日

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中高年の恋愛を描いていて、

鈴木京香、草刈正雄の二人はいい。ハマっている。雰囲気が感じられる。

しかし、娘との関係の描き方にはあまり納得がいかない。

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2020/07/30

17歳の肖像

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大学受験生(女子)が年上の男性に恋をする。

よくありそうな話ではあるが、キャリー・マリガンが輝いて演じている。

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2020/07/29

見知らぬ乗客

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ブルーノ・アントニーなるサイコパス的人物が強烈な印象を残した。
ヒッチコックの後の作品「サイコ」に繋がるという意味あいとともに、サイコパスというのは我々、現代の問題でもあるということで、さすがヒッチコック。
演じたロバート・ウォーカーは「見知らぬ乗客」公開年の1951年(私が生まれるより前!)に急死した。
精神疾患があり、鎮静剤とアルコールの作用で、急性アレルギーを起こしたとある。
それを知ると、この作品から受ける印象も変わる。

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2020/07/28

わたしを離さないで

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観るのは2度目だが、今回は小説を読んだ後に観た。

1度目の時はよく分からなかった。今回はかなり理解できて、感動した。

映画を観ながら新たに考えたこともある。

*中高年(人生の後半)を想定できない人生とは何だろう?

*自分の人生を自分で考え、自分で決めていくとは?

*人の役に立つとは?

 (それは自分が物になるということではないだろう。物扱いされることではないだろう。一人の人間として、人格として、役に立つということだと思うが……)

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2020/07/27

わたしを離さないで

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読みづらい面はあったのだが、とてもすごい小説に出会えた。

カズオ・イシグロの代表作だ。(早川書房)

こんなことってあってはならないし、ありえないことだと思う。

しかし、イシグロは現に起きているものとして、現在形で書いている。

この状況下でどう感じ、考え、行動するか?

若者3人のナイーブな心理を描いている。そこには魂が存在している。

イシグロ自身が経験したことではないかと思わせるきめ細かな情景描写に驚嘆する。

著者の視線が感じられる。

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2020/07/16

漫画 バビロン大富豪の教え

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年を取ってくると、正直あまり金儲けの方法についての話には興味がない。

残された期間は少ないのだから。

精神論的なことではあるが、印象に残ったところを抜き書きしておく。

*「守りたいもの」があれば人は何度でも戦える。

*人に感謝される仕事をする。

*幸せ、愛が第一。そのために一定のお金がいる。

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2020/07/13

全裸監督

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どうして多くの人たちが村西とおる監督のもとに集まるのか?

どうしてスタッフたちは村西監督のことを見限らなかったのか?

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2020/07/07

太陽の末裔

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恋愛ものはいいね。

美男美女、1対1重視の純愛、過激なセックスシーンなどはない。さすが韓流ドラマの魅力だ。

軍人と女医との恋だ。軍隊が舞台になるのは、日本ではない韓国ならではのことだ。軍人も医師も命に向き合う人たちであり、民衆の命を守ることを使命としている。

恋愛もので、これだけ男性側が力強くカッコいいのは軍人だから?韓国だから?

しかし、争いは嫌だ。穏やかな平和がいい。

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2020/07/05

最後だとわかっていたなら

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『最後だと分かっていたなら』(サンクチュアリ出版)を読み、とても感動した。

作者のノーマ コ―ネット マレックさんは当時10歳になる息子さんを亡くして、この詩を1989年に発表した。

2001年9.11同時多発テロ後に、チェーンメールで世界中に広まった。

訳者の佐川睦さんはお姉さんを若くして亡くされた経験を持っている。

悲しみと愛の心が伝わって、作られた本だということが分かって、胸が熱くなった。

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2020/07/03

アーモンド

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ソン・ウォンピョン作、矢島暁子訳(祥伝社)、2020年本屋大賞・翻訳小説部門第1位の作品である。

扁桃体(アーモンド)が人より小さく、「感情」がわからないユンジェ。目の前で祖母と母が通り魔に襲われたときも、ただ黙って見つめているだけだった。だが、ある出会いが彼の人生を変えていくーー。

*例えば、こうやって君と私が向かい合って座って、しゃべってるみたいなこと。一緒に何か食べたり、考えを共有すること。金のやり取りなしにお互いのために時間を使うこと。そういうのを親しいって言うんだ。

*私があんたに近づいたから、心臓が嬉しくて拍手してるんだよ。

*ほとんどの人が、感じても行動せず、共感すると言いながら簡単に忘れた。

*それに私は今でも、心が頭を支配できると信じているんだ。

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2020/07/01

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語

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女性にとって結婚とは何だろう? 結婚は女の幸せか?

そこには経済(お金)のことがある。女性の職業の問題がある。

(そして、妊娠・出産・養育といった子どものこともある。)

これらからすると、結婚は女性にとって、男性とは異なる、また男性以上の大きい意味合いがある。

少女時代の女性、そこには親がいて、きょうだい(姉妹)たちがいる。家族の中にいる。

そこには、はじけるような楽しさと自由がある。

少女時代から大人の女性になる。

それは自立ということでもあるが、制約と苦しみも伴う。

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2020/06/30

横道世之介

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原作は吉田修一である。

横道世之介はフツーの人であり、のん気、お人よし、純朴、おっちょこちょいでもある、愛しい存在である。

積極的に人のために行動するというのではない。しかし、人を傷つけようとはしない、貶めようとはしない。思わず人に手を差し伸べてしまう優しさを持っている人物である。

目立たないが、存在しているだけで、ほっこりさせてしまう人。私の青春時代にも、そういう人はいたような気がする。

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2020/06/28

新対話篇

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東浩紀さんの対談集である。(genron)

対談相手は錚々たる人たちであり、それぞれ面白かった。

私が特に印象に残ったのは、中沢新一、加藤典洋、國分功一郎、高橋源一郎との対談である。

*いや、〈哲学への権利〉より〈哲学への欲望〉だ。〈哲学への欲望〉が〈哲学への権利〉に先行しているのだ。(國分)

*いまの情報環境を前提にして、そうした人間関係の空間をいかに再構築するか、それが文学や哲学、芸術を守ることにつながる。現代思想の言葉で言えば、「交換の空間」とは異なる「贈与の空間」をどう再構築するかです。リスク回避という数値化の原理に対して、家族の空間、愛の空間をどうつくるのかと言ってもいい。(東)

*ゲームをプレイするというのは、ゲームがほんとうの世界だと思うということではなく、ゲームのシステムを「信じる」ということです。そのように人生を信じている。(東)

*実際、傷が癒えるとは、そもそも当事者ではなくなるという意味でもあるはずです。つまり、当事者は当事者ではなくなることを目指して努力しているとも言える。……批評家や哲学者は第一印象になんども戻らねばならない。(東)

*ifがないと、ほんとうは「過去に人々が見ていた未来の可能性」は掴めないんですよ。大事なのは、過去の時点では、そこには複数のifの未来があったということです。1960年代には複数の70年代の可能性があり、70年代には複数の80年代の可能性があった。(東)

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2020/06/27

愛していると言ってくれ

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1995年制作の純愛物語である。

榊晃次は耳が聞こえない、話すことができない画家である。

豊川悦司演ずるところの晃次は優しくて、カッコいい。しかし、障害もあって、心を閉ざしている面もある。

常盤貴子演ずるところの水野紘子は劇団員である。

まだ、女の子、少女といった感じである。幼い。おっちょこちょいのところもある。その素直で純なところが大きな魅力である。これが晃次の心を開かせていく力にもなっている。

矢部健一は紘子の幼なじみであり、同じ劇団にいる。

健ちゃん(健一)は、メチャいい人である。紘子は健ちゃんに猛烈に甘えている。

晃次の障害が、2人の間にある愛がうまく伝えられないもどかしさを増幅して表現している。このもどかしさは一般の恋人同士でも共感できることである。

恋人同士のズレが誤解を生む。うまく伝えられないことが不安を高める。独占したい気持ちが嫉妬も生じさせる。

好きになるとますます不安になる。信じたいのに……。相手の心の中心にもっともっと迫っていきたい。分かりあいたい……。

あの時のあの愛は真実だった。しかし、幼かった。

三年の時間は必要だった。また、愛は再び始動するだろう。

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2020/06/20

記憶にございません

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あまり風刺が効いていない。

最後は丸く収まってしまった。

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2020/06/19

カルテット

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4人とも過去を持っている。

しかし、この現在を大事にしている。

4人の仲間が楽しい。

この4人の世界が届く人と届かない人はいる。

4人の会話が面白い。

4人の役者の個性が光る。

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2020/06/14

モモ

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『モモ』は私の大好きな物語であり、名作である。

「時間」が主題であり、対比されているのは「お金」である。

モモは人の話をいくらでも聞ける子どもだが、モモ自身は譲ることができない芯を持っている子どもでもある。

映画は少々チープな作りになっているのが残念だ。

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2020/06/13

AI崩壊

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人類は科学の力によって原子爆弾を作って使ってしまった。

だから、人類はAIの利用を制御できなくなる可能性はある。

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2020/06/12

アデル、ブルーは熱い色

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2013年、フランスの作品で、カンヌのパルムドール賞を獲得した。

若い女性同士の愛と別れを描いているのだが、強い印象を残す。

アデルは18歳の高校生、エマとの恋は、その若さゆえ、あどけなさとみずみずしさが漂う。

顔のアップが多用される。会話のシーン、食べている場面も多い。

それゆえに2人が近くに感じられる。肌感覚のようなものも味わえる。

最初は平凡な女の子に見えていた2人がどんどんきれいに見えてくる。

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2020/06/11

愛の渦

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性、セックスは身体的欲望・エネルギーの発露という面がある。

それは身体的快楽を生む。

精神的快楽を生む精神的欲望・エネルギーとは少々異なるように思う。

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2020/06/10

そこのみにて光輝く

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愛と性が主題であり、貧困や犯罪の問題もある。

新しい家族を作っていくという希望が見える。

綾野剛、池脇千鶴、菅田将暉の3人の若手俳優たちが光っている。

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2020/06/08

コウノドリ2

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素晴らしいドラマをありがとう!!

赤ちゃんの誕生シーンは何度見ても涙が出る。

女性は強い。母は強い!

医師は救えなかった命に対して悔やむ。辛い!医師たちはたいへんだ。

対応する病が難しいものだから。

このドラマに登場する人たちはほんとうにいい仲間だ。家族のようなもの。

輝いているキャラクターばかりだ。

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2020/06/07

マチネの終わりに

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平野啓一郎原作の映画である。

結婚歴のある、子どももいる中年の恋愛である。

これは気になる内容だ。

結局、愛のないところに持続性はなく、愛のあるところに結びつきが生まれる。

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2020/06/03

ドクトル・ジバコ

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2人の女性を愛する。

ロシア革命という大きな歴史の渦の中で。

ジバコは医師であり、詩人でもある。

ラーラへの愛は詩として残る。

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2020/05/28

半沢直樹

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銀行員と私では人種が違う?

お金にまつわる話は苦手だ。

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